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2005年04月07日

日本語環境設定

Altium 2004ファミリーでは、SP2のリリースにより画面を日本語表示することが可能になりました。

このため、Protel 2004やCircuitStudio 2004のトライアル/製品ユーザの皆様から、日本語環境の設定方法に関する質問をよくいただくようになりました。そこでその手順をここでおさらいしておきたいと思います。

画面の日本語表示は次の手順で行います。

日本語環境への切り替えは、[File]メニューの左にある[DXP]メニューの中の[Preferences]コマンドを選び、表示されたPreferences DXP System General設定画面(画像の確認)のLocalizationグループの Use localized resorcesにチェックを入れることによって行います。

設定後 Protel/CircuitStudio のリスタートが必要です。これが完了すると画面が日本語(画像の確認)に切りかわります。

また、設定画面にはSystem Fontの設定項目があり、これを設定することにより画面表示に使用するフォントを選ぶことができます。しかしこの設定により表示が文字化けする場という問題が報告されていますので注意が必要です。これついて、アルティウムジャパンのサポートから次のようにコメントされています。

アルティウムジャパンのコメント

日本語メニューを選択した場合は、System Fontはデフォルトのままでないと、部分的に文字化けを起こすことがあります。たとえ「MSゴシック、日本語」を選んだ場合でもスプレッドシート形式の箇所は文字化けします。従ってSystem Fontのチェックボックスは常にデフォルトのオフのままにしてください。

アルティウムジャパンのコメント終わり

このような手順で画面の日本語表示が可能ですが、Protel/CircuitStudio の回路図上で日本語を使用する場合には、さらに次の設定が必要です。

(1) フォント属性を持ったテキストオブジェクト
テキストをダブルクリックすることにより個々に設定することができますが、使用するフォントのデフォルトを日本語ファントに設定することにより、個々の設定が不要になります。

この手順は、まず[Tools] -[Schematic Preferences]を選びます。そして表示されるPreferences - Schematic Dfault Premitives設定画面(画像の確認)で、テキストオブジェクトの種類と使用するフォントを設定します。画面は、回路図シンボルのDesignatorの設定例です。

(2) フォント属性を持たないテキストオブジェクト
回路図シンボルの端子名やネット名はなどのフォント属性を持っていないテキストオブジェクトのフォント設定は、以下のように行います。まず[Design] - [Document Options] を選びます。そして表示されるDocument Optionsダイアログボックス上のChange Syustem Font ボタンを押して変更を行います。(画像の確認

また、タイトルブロックで使用するフォントは、(2)の設定画面(画像の確認)のParameterページ(タブで切り替え)で日本語に変更することができます。

以上が回路図エディタ上の日本語環境およびフォント設定の方法です。この設定によりProtel 2004のPCBエディタの画面も日本語に切り替わりますが、PCBレイアウト上には日本語を使用することはできません。PCBに日本語の挿入が必要な場合には、新型FontManをご利用ください。

追記 - 2006年4月24日

現在の Altium Designer 6 では、PCB 上に TrueType を使った日本語入力が可能になっています。また、現在のバージョン Altium Designer 6 では、Nexar-Protel、Protel、Nexar-Protel、CircuitStudio、CAMtastic の名称は使用されていません。

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