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2006年05月16日

Altium のネットリスト出力

基板設計を Altium Designer 以外のツールで行う場合には、使用する PCB-CAD に合わせたフォーマットでネットリスト出力を行うことが必要になります。しかし、 Altium Designer の回路図エディタが標準的に備えている出力フォーマットの種類は限られており、そのままでは業界で使用されている多種の CAD とのデータの受け渡しは困難です。

ad6netfoem.JPG
このため、アルティウムからネットリストフォーマットを拡張するためのアドオンモジュールが提供されており、これをインストールすることにより大幅に種類を増やすことができます。
ダウンロード先 - Output Generators for Altium Designer 6

- 標準装備のネットリストフォーマット

・EDIF for PDB
・MultiWire
・Pcad for PCB
・Protel
・Verilog File
・VHDL File
・XSpice

- アドオンで拡張されるネットリストフォーマット

・Cadnetix
・Calay
・EEsof (Libra and Touchstone)
・Intergraph
・Mentor Boardstation 6
・OrCAD (DOS)
・Pads ASCII
・P-CAD (MasterDesigner)
・P-CAD NLT
・Protel 2
・Racal Redac
・RINF
・SciCards
・Tango
・Telesis
・Wirelist

しかしリストには国産CADの名前は見当たらず、アドオンによっても国産 CAD のフォーマットはサポートされていません。

一方、国内では図研に代表される国産 CAD が多く使われており、これらとのネットリストの受け渡しのためには外部ツールを使った変換が必要になります。

このような用途に使用できるツールはいくつかありますが、機能と実績面からライズコーポレーションNET-TOOL 及び NET-TOOL++ がお勧めできます。NET-TOOL 及び NET-TOOL++ 双方とも 53 種類のネットリストをサポートしており、実質的に市場に存在する全てのCADツールとの熱とリストの受け渡しが可能になります。

トライアル版が提供されていますので変換能力を試してみることもできます。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト


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