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2006年06月16日

ポートの向きが変わらない

アンビルコンサルティングのお客様は、長くプロテルとお付き合いいただいている方々が多いせいか、以前のプロテルと Altium Designer との機能の違いについて、よくお問い合わせをいただきます。

このため、旧「プロテル探検隊」では Protel 99 SE と Protel 2004 との違いを少しずつ紹介させていただいておりましたが、この「アルティウムの知恵袋」でもこれを続けて行きたいと思います。

最近よくいただく質問に、ポートの向きが変わらないというのがあります。これは、旧プロテル(~Protel 99 SE )には無かった自動機能にによってポートの向きがコントロールされているからです。
por_dir.JPG
例えばAltium Designer のデフォルトでは、Port の Style を設定しても、回路図上のポートの向きは全く変わりません。その代わり、I/O Type の設定を変えると勝手ににポートの向きがかわり、この状態で固定されます。

por_tdlg.jpg

この機能は、Protel 99 SE にはありませんでしたので、同じ調子で Altium Desiger を使いはじめるとここで躓いてしまうわけです。

[Tools] - Schematic Preferences の Gneral にこの自動機能の設定があります。このぺージの Options グループの Port Direction のチェックボタンを外すとI/O Type によるポートの向きのコントロールが解除され Style で向きを変更することができるようになります。

por_pre.JPG

すなわちこれで Protel 99 SE と同じ使い勝手になります。また、Port Direction ではなく Unconnected Left To Righit のチェックを外すと、ポートが接続されていない時のみ Style の設定が反映されるようになります。

折を見てこのような機能の違いを説明して行きたいと思いますが、すでに躓いておられる方は旧プロテル探検隊このカテゴリをのぞいて見てください。

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