Main Contents

2007年01月29日

Altium Designer のライセンス管理システム

Altium Designer では、デザインエントリー機能を統合したツールのセットにFoundation という名前が付けられており、基板設計の機能を統合したツールのセットには Board Implementation という名前が付けられています。

そして商品として販売される場合、Board Implementation は単体で販売されず、必ずFoundation を付けて販売されます。ちょっとわかりにくいまもしれませんが「基板設計を行うためには Board Implementation が必要であり、この Board Implementation を買えば必ず Foundation が付いてくる」ということです。

そこで生じるのはこの、Board Implementation の一部である PCB エディタと、Foundation の一部である回路図エディタとを、別々のユーザが個別に使用することできるのか?という疑問です。

日本では、回路設計と PCB 設計がそれぞれ別の技術者によって分業されていることが多ので、回路図エディタと PCB エディタを個別に使用出来たほうが好都合な場合が多々あります。しかし残念ながら Altium Designer ではこのような使い方はできません。

Protel 99 SE 以前は、各機能を個別に使用することができましたので、古いバージョンから移行される場合にはこの点に注意することが必要です。

また Protel 99 SE は、フローティングライセンス仕様の製品しかなく、スタンドアロンで使用される場合にもこのフローティングライセンス仕様の製品が供給されていました。このため、Protel 99 SE からAltium Designer へのの移行の際に、以前と同等のライセンス形態を保つためには、ネットワークライセンスを選ぶ必要があります。

アルティクム製品は、世代交代のたびに大幅に機能のアップデートが実現されてきましたが、ライセンス管理の方法もそのたびに変わってきていますので注意が必要です。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト


Copyright © here.