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2007年02月17日

NET-TOOL ad の用途

ネットリストはそれぞれの設計工程の間で、回路情報を受け渡しするときに使用します。

このネットリストのフォーマットは、CADの種類によってそれぞれ異なっており通常、異なった種類のCADツールとの間でデータのやり取りする場合には、フォーマットをあわせる必用があります。

Altium Designer の回路図エディタでは、アルティウムのサイトからアドオンを入手することにより、14種類のネットリストフォーマットを追加して、必用なフォーマットのネットリストを出力することができます。  アルティウム社のダウンロードページ

[ Altium のアドオンによって追加できるネットリストの種類]
・Calay ・EEsof ・Intergraph ・Mentor Boardstation 6 ・OrCAD (DOS) 
・Pads ASCII ・P-CAD ・P-CAD NLT ・Protel 2 ・Racal Redac ・RINF 
・SciCards ・Tango ・Telesis ・Wirelist

しかしながら、設計現場では多種多様の CAD ツールが使用されており、Altium Designer でサポートされているものだけでは不十分な場合があります。例えば日本では、図研製の CR3000/CR5000 がPCB 設計ツールとして最も普及しており、また他の国産 CAD ツールも数多く使用されています。NET-TOOL ad を使用すると Altium Designer ではサポートされていない、これらのネットリストフォーマットへの変換が可能になります。

[ NET-TOOL ad よって更に追加されるネットリストの種類 ]
・ BoardWorks(Windows) ・CADLUS ・CADMAX ・CADVANCE V 
・CR-2000 ・CR-3000(ccf) ・CR-5000 ・Computer Vision ・CSiEDA Ver4 
・CSiEDA Ver5 ・DCS ・DK-Magic ・DK-Σ ・Dream CAD ・EVOLUTION 
・Expedition PCB ・ICAD ・K4 ・MM-2 ・MM-Colmo ・MM-PC ・MY-PCBⅢ 
・POWER-VIEW ・PROVIDENCE ・START(UNIX) ・START(Windows) 
・THEDA ・WorkView(Net) ・OrCAD(Capture)

この NET-TOOL ad は、Protel フォーマットから他のフォーマットへの一方的な変換を行うツールですが、逆に他社フォーマットから Protel フォーマットへの変換を行いたい場合があります。このような用途のために、NET-TOOL ad のパッケージにはNET-TOOL Lite プログラムが添付されており、図研 CR3000/CR5000のネットリストを Protel フォーマットへ変換するこができます。このNET-TOOL Lite を使用すると、図研製の CAD で設計が完了した基板のネットリストを Altium Designer に読込み、コンペアをかけることができます。

※ この NET-TOOL ad に含まれている NET-TOOL Lite は 10年以上前に開発が完了したツールであり、開発元である株式会社ライズコーポレーションではサポートされません。

このためアンビルコンサルティングでは独自に、このNET-TOOL Lite が Windows XP 環境で動作することを確認しておりますが、もし動作に不具合が発生した場合でもソフトウェアの改良はできません。もちろん NET-TOOL ad 本体については、NET-TOOL++ と同様に株式会社ライズコーポレーションでサポートされます。

フォーマットの変換は PCB 設計側でやってくれる場合も多いと思いますが、回路設計者側にもこのような環境を整えることにより、仕事の進め方に自由度が生まれます。30,000円(税別)というお求め易い価格に設定しておりますので、一人一台の快適なネットリスト環境を用意されてはいかがでしょうか?
http://altium.store-web.net/

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