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2007年10月27日
ブログで FAQ - 続編 2
※注: この記事は「アルティウムの知恵袋」カテゴリー「ブログで FAQ - FAQLog 」での最後の投稿です。すでにこの「アルティウムの知恵袋」は更新を取り止めており、このカテゴリーは「アルティウムの情報箱」の「ブログで FAQ - FAQLog」に引き継がれています。
「ブログでFAQ - 今どきの10件」および「ブログでFAQ - 続編1」の続編ですので、先に以下ページをご覧ください。
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/06/faq.html
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/faq_1.html
Q1. プロテルとアルティウムとはどういう関係でしょうか?
まだ Altium にたどり着けずに迷子になりかかっているユーザが多いようです。Protel は Altium に社名変更され、商品のブランドも Protel から Altium に変更されました。
プロテルとアルティウム http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/10/post_20.html
Q2. アカデミックディスカウントはありますか?
学校および、一部の公共研究機関には特別価格で提供されています。授業などで多数のライセンスをお使いになる場合にも、ご負担をおかけすることがないよう特別な配慮が行なわれています。
アカデミックディスカウント http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_54.html
Q3. ビューワは提供されていますか?
Altium Designer のデータの表示のみ可能なビューワライセンスが用意されており、だれでも入手することができます。無料ですが、毎年ライセンスを更新する必要があります。また Altium Designer から出力した OrCAD 回路図を確認したい場合には、サードパーティのビューワが利用できます。
ビューワの利用 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/07/post_37.html
Q4. 設計を分担しているのになぜ統合環境が必要なのでしょうか?
統合環境は、一人で何でもこなすエンジニアだけのものではありません。業務を分担するときのデータのやり取りや、担当者間のコミュニケーションに真価を発揮します。統合環境は分業を円滑に行なうために必要ツールであることをご理解下さい。
統合ツールと設計の分業 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_51.html
Q5. Altium Designer の動作環境は? Windows Vista で動きますか?
Windows2000 以降の NT 系の OS で動作し、Windows Vista での動作も確認されています。メモリは 1GB 必要ということになっていますが、512MB でもとりあえずは使えます。 DirectX 9.0c 以降のドライバが必要であり、DirectX 9.0b では不具合が発生します。
Altium Designer の動作環境
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/07/altium_designer_3.html
Q6. 古いプロテルを使っていますが
Altium Designer をすぐに使いこなすことはできるでしょうか?
統合環境である DXP プラットフォームの導入により、共通部分のユーザインタフェースが大きく変わっていますので、使い始めは手こずると思います。これに慣れれば後は簡単なはずです。
Altium Designer は難しい?
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/altium_designer_5.html
Q7. トライアルプログラム で の評価に手間取っています。
もっと簡単に評価する方法はありませんか?
デモビデオが豊富に用意されていますのでご覧下さい。ビデオで概要をつかんだ後、要点だけをトライアルプログウラムで試すという方法が良いと思います。また、弊社では出張デモを行なっていますのでお申し付け下さい。
アルティウムのデモビデオ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/05/post_34.html
アルティウムのビデオ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/08/post_41.html
Q8. 社内で使っている 3D-CAD と連携できますか?
IGES と STEP フォーマットにより、相互にデータをやり取りすることができます。既設の 3D-CAD で部品の 3D ライブラリを作り、これを使って設計した PCB の3D データを 3D-CAD に戻して利用することができます。
3D-CAD との連携 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/test.html
Q9. PCB にデータを読み込むと四角い箱が出てきますがこれは何ですか?
Room と呼ばれるもので、部品のグループをグラフィカルにコントロールするためのものです。不要な場合には出ないように設定することができます。
Room が邪魔なときには... http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/room.html
Q10. 面付けはできますか?
同じ基板や異なる基板を自由に組み合わせることができる、大変便利な面付け機能を備えています。面付けされたデータは元の単面データにリンクしていますので、設計変更が行なわれた場合には面付けの後のデータに自動的に反映されます。
Embedded Board Array
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/04/embedded_board_array.html
アルティウムの情報箱 「ブログで FAQ - FAQLog」 に続く
Links:|アルティウム専門店トップページ||Altium Designer 評価版|
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- at 18:37
- in アンビルコンサルティング
3D-CAD との連携
昨今の 3D-CAD の普及に伴い、3D 機能についての問合せが増えてきました。Altium Designer 6 では 3D 機能についても積極的な開発が行なわれていますので、その概要をご紹介します。
Altium Designer には 3D 表示機能が備えられおり、設計中や設計を終えたPCB レイアウトを立体表示させることができます。また、Altium Designer は IGES および STEP フォーマットの入出力機能を備えていますので、単独で利用するだけではなく、外部の 3D CAD との連携が可能です。
まず、3D 表示を行なうには 3D ライブラリが必要になります。Altium Designer のライブラリには多くの 3D データが含まれていますが、この中に必要な部品の 3D データが無い場合には、外部の 3D-CAD で作成して Altium Designer の 3D ライブラリ読み込むことができます。また、デバイスメーカから提供されている 3D データも同様に利用することができます。
Altium Designer の 3D ライブラリ
必要な 3D ライブラリが全て揃うというわけではない
さらに、Altium Designer で設計を終えた PCB の 3D データを書き出し、外部の 3D-CAD で利用することができます。この機能により、3D-CAD での干渉のチェックや実装図の作成を容易に行なうことができます。
PCB の 3D View を IGES および STEP フォーマットで書き出すことができる。
以下のビデオで、SolidWorks 上の3Dモデルを Altium Designer に読み込み、さらに Altium Designer で設計したデータ の 3D 表示をSolidWorks に読み込んで表示させるという手順が紹介されています。
http://altium.com.edgesuite.net/videoplayer/player2.html?lib=ad66_nf&flid=3
また、アルティウムの以下のページで3D-CAD との連携機能を紹介しています。
http://www.altium.com/Community/Newsletters/February07/ECADMCAD/
伝え聞くところによると、次の Altiun Designer 6.8 では 3D 機能がさらに強化されるようです。Altium Designer の編集機能だけでなく、この 3D 表示や外部ツールとの連携機能にもご期待下さい。
Links:|Altium 情報局|Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト|
- by Jono
- at 15:11
- in Altium Designerの機能/用法
アカデミックディスカウント
注: Summer 08 以降、アカデミックディヅカウントの体系が変更 され、現在の価格体系は以下の説明とは大きく異なります。
新しいアカデミック価格体系: http://jono.jp/altium/2008/12/post-40.html
電子機器の開発プロセスを幅広くカバーする Altium Designer は、教育現場にもうってつけです。このためアルティウムでは、学校や公的研究機関での教材や研究用設備として手軽に導入していただけるよう、アカデミックディスカウントを設定しています。
最近学校からのお問い合わせが増えてきましたので、このアカデミックディスカウントの体系をご紹介いたします。
アカデミックディスカウントは、Altium Designer を1ライセンスご購入いただく場合と、複数のライセンスをご購入いただいく場合を想定して設定されています。
(1) 1ライセンスのみご購入いただく場合
1ライセンスのみご購入いただく場合にも割引きが行なわれます。この場合には、一般企業向けのものと同じように無期限のライセンスが提供されます。値引幅については、個別のお見積りで提示させていただきますが、標準小売価格よりもかなり安価にお求めいただくことができます。
(2) 2ライセンス以上ご購入いただく場合
さらに Altium Designer を 2 ライセンス以上ご購入いただく場合のアカデミックディスカウントは以下のようになります。
まず、上記の 1ライセンスのみご購入いただく場合と同じ条件で最初の 1ライセンス目をご購入いたがきます。そしてその後の2ライセンス目以降を、必要数だけ追加購入していただくという形になります。
この 2ライセンス目以降の追加分については、1ライセンス目よりも大きな値引きが適応され、値引きというよりもむしろ商品価格のほんの一部をご負担いただくといった程度の、わずかな出費でお求めいただくことができます。
ただし、この2本目以降のライセンス期間は、1本目のように無制限ではなく 2 年間に制限されています。このため2本目以降のライセンスを長期間使用するためには、2年毎の更新が必要になり、その度に初回購入時と同額の費用が発生します。
もし、2年毎の更新が不都合な場合には、初回購入時に更新費用を加算して支払っていただく事により、4年分、6年分、8年分.... のライセンスを、同時に取得することが可能です。
以上のような価格体系により、何十台ものライセンスが必要になる教室での授業にも導入することが可能になります。
このアカデミックディスカウントは、学校だけでなく一部の公的研究機関にも適応されます。公的研究機関への適応範囲は、その所轄省庁の種類によって決められています。価格をお見積りいたしますのでお申し付け下さい。
CAD は高くてとても買えないと躊躇されている先生方にも、あきらめずに導入を進めていただきたいと願っておりますので、ぜひ一度弊社にご相談下さい。
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- in アンビルコンサルティング
2007年10月26日
Altium Designer は難しい?
「プロテル使ったことがあるのですが、Altium Designer は以前のプロテルからだいぶ変わっていますか?」という問い合わせをいただくことがあります。 「 プロテルで得た知識や用法でAltium Designer を簡単に使いこなせるか?」ということを懸念されているようです。
機能が大幅に増えていますので心配になるのはは当然ですが、それほど難しくありませんのでご安心下さい。
各ツール共通のプラットフォーム(現在では DXP Platform と呼ばれている統合環境)については、各世代間でゼロスクラッチ的な変更が実施されています。このため旧プロテルとは画面のレイアウトや操作性はかなり異なりますので、慣れるにはそれなりの時間がかかると思います。
しかし、各ツールの編集機能については、今までのプロテル操作性を踏襲した上での機能拡張が行なわれていますので、プロテル慣れていれば Altium Designer への移行は難しくありません。
プラットフォームの変更によって画面のデザインが大幅に変わっていますので、最初は全くの別物のように見えるかも知れません。しかし、回路図を描き始めるとすぐに今までのプロテルと同じように使えることに気がつくと思います。
Altium Deisgner への移行で敷居が高のは、このプラットフォームの部分です。そこで参考のため、このプラットフォームの変遷をまとめておきます。
・ Protel Ver 1.x - 2.x - 統合プラットフォーム無し
↓
・ Protel Ver 3.x - Protel 98 - EDA/Client
↓
・ Protel 99 SE - Design Explorer
↓
・ Protel DXP - Altium Designer 6 - DXP Platform
いま振り返ってみると Protel / Altium はこのプラットフォームの更新のたびに、一皮ずつ剥けていったように思います。Altium Designer への移行で敷居が高いのはこの入り口だけですので、めげずに乗り越えてください。
参考: Protel から Altium Designer へ http://jono.jp/story/altium_designer.html
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2007年10月25日
Altium Designer6 紹介セミナ
アルティウム ジャパンによる Altium Designer 製品紹介セミナーが、2007年11月22日(木)青山ダイヤモンドホールで開催されます。
この、Altium Designer 6 セミナーシリーズと題されたセミナーでは、最新の Altium Designer 6 の統合開発環境がわかりやすく説明されます。Altium Designer により、開発プロセスがいかに効率化されるかということが体感できます。
今回のセミナーが前回の大阪/福岡のセミナーと異なるのは、リリース予定の Altium Designer 6.8 が紹介されること、さらに東京大学工学博士の基調講演があることです。これはなかなか楽しみです。
日程および内容は以下のとおりです。
[ 日程 ] 2007年11月22日(木)
12:30 受付開始
13:00 Altiumのミッション
13:15 基調講演
東京大学航空宇宙工学専攻 工学博士 中村 友哉先生
「Altium Designerの活用事例:東京大学における超小型衛星開発への挑戦」
14:15 休憩
14:30 FPGA設計ソリューション
15:00 Altium Designer 6.8 回路・PCB設計新機能とデモ
15:45 休憩
16:00 Altium Desinger Unified SystemとDesktop NanoBoardの連携
16:45 Q&A
16:55 抽選会
17:00 終了
※ 講演内容および講演者は予告なく変更される場合があります。
[ 会場 ] 青山ダイヤモンドホール
東京都港区北青山3-6-8
電話:03-5467-2111
地図:http://www.diamondhall.co.jp/access
参加は無料ですが、申し込みが必要です。申し込み専用フォームが用意されていますが、メール sales@altium.co.jp、もしくは電話 03-5436-2501 (アルティウム ジャパン)で申し込みできるようです。
また、弊社経由でもお申し込みいただけますので参加ご希望のかたは、info@anvil.co.jp までご連絡下さい。弊社のユーザ様、およびトライアルユーザの方々は、参加のお申しみに際して弊社にご一報いただけると幸いです。
詳しくは、アルティウム ジャパンのホームページ http://www.altium.com/community/events/jpseminarseries/? をご覧ください。
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- at 13:15
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2007年10月24日
Altium Designer の評価版
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注1: この記事は「アルティウムの知恵袋」カテゴリー「Altium Designer ドライアル」での最後の投稿です。すでにこの「アルティウムの知恵袋」は更新を取り止めており、このカテゴリーは「アルティウムの情報箱」の「アルティウム Altium Designer」に引き継がれています。
注2:さらにその後「アルティウムの情報箱」も終了し「アルティウムの日替り?情報局」のカテゴリ「アルティウム」に引き継がれています。
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Altium Designer の評価版(トライアルプログラム)についておさらいしておきます。
Altium Designer のトライアルプログラムは製品版と同じマスター CD が提供されますので、PC にインストールされるファイルは製品版と全く同じです。そして機能には制限が加えられていませんので、Altium Drsigner Unified Electronic Product Development (フルセット)と同じ機能が使えます。
ただし、30 日間しか使えません。これが製品版との唯一の違いです。
Altium Designer には、フルセットの Unified Electronic Product Development、PCB 設計用の Board Implementation、FPGA 開発用の Embedded Intelligence Implementation、デザインエントリー用の Foundation の 4種類があります。
しかしトライアルプログラムには、全機能を備えたものしか用意されていませんので、どの製品を評価されれる場合でも(例えば Foundation を評価される場合でも)フルセットのトライアルプログラムをお送りします。
このためトライアルプログラムで使えていた機能が、製品版では使えない場合がありますので、フルセット以外の製品を検討される場合にはご注意下さい。
例えば、Foundation のPCB エディタでは、以下のようにコマンドがグレイアウトしており、半分以上のコマンドが使えません。
トライアルプログラムをインストールした後、ライセンスのアクティベーションが必要です。30日間の試用期間は、アクティベーションが終わった直後からカウントされます。
製品版ライセンスを購入いただいた場合、アクティベーションをやりなおすだけで製品版としてお使いいただけます。トライアル版と製品版とではインストールされるファイルに違いはありませんので、再インストールは不要です。
アンビルコンサルティングでは、トライアルプログラムによる評価段階でのサポートに力を入れておりますので、不明点等がございましたらお気軽に、info@anvil.co.jp までお問い合わせ下さい。
Links:|アルティウム専門店トップページ||Altium Designer サポートサイト|
- by Jono
- at 23:01
- in アンビルコンサルティング
PCB にロゴマークを入れる
PCB にロゴを入れる方法についての問合せがありましたので、旧プロテル探検隊にあった解説を転載いたします。ロゴの入力をはじめ、Protel 自身では出来ないことややりにくい仕事をこなすための小技が説明されています。
これは、旧 Protel 2004 以前の製品を対象にした説明ですが、これらの方法は Altium Designer でも使えます。ただし日本語入力については Altium Designer 自身でできるようになりましたので、現在では FontMan は不要です。
(1) 複雑な基板外形の作成
一般に電子系CADでは、図形を作成する機能が機械系 CAD のようには充実していません。Protel の場合もこの例に違わず図形の作成機能は十分とはいえないため、複雑な基板外形の作成に手間取る場合があります。このため複雑な形状の基板を設計する場合には機械系 CAD で基板外形を作成し、Protel PCB ツールの DXF 入力機能を用いて読み込むとよいでしょう。通常、筐体などの設計に用いられている機械系 CAD には大抵 DXF 出力機能はあるはずです。また、フリーで出回っているものの中にも十分な作図機能とDXF出力機能を備えているものがあります。
(2) PCB 上にロゴを挿入
Protel PCB ツールでは、TIFF などの印刷物用のグラフィックスファイルを読み込むことができません。このため、ロゴを挿入する場合にはグラフィックスを、Protel で読み込み可能な DXFまたは Gerber に変換する必要があります。もし、グラフィックス・ツール にこの変換機能が無い場合には外部のツールが要になります。この用途に使用できるツールのひとつに、フリーで提供されている BMP2LINE というソフトがあります。これを使うと、Windows BMP ファイルを DXF に変換して、Protel PCB ツールに読み込むことができます。このソフトの供給元は、Google で検索 するとすぐに見つかります。
(3) 日本語のシルク文字を挿入
シルク面に基板名などを日本語で入れたい場合がありますが、Protel PCB ツールには日本語を入力する機能がありませんので、外部のツールが必要になります。この用途に使用できるツールは有償/無償にかかわらず出回っていませんので弊社で、新型 FontMan というツールを用意しています。これは、TrueType 文字を Gerber に変換するツールです。Protel PCB ツールの Gerber 入力機能を用いて、新型 FontMan でGerber に変換された日本語をPCB 上に挿入できます。
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- at 00:13
- in Altium Designerの機能/用法
2007年10月23日
グローバルチェンジが無い
一括変更の方法についての問合せが多いので、旧プロテル探検隊から転載いたします。
旧 プロテル製品のユーザが良く使う機能のひとつに、グローバルチェンジがあります。この機能は、一括変更の手段として Protel 製品に初期の段階から備えられていましたが、Altium Designer ではこの機能がなくなり他の機能に置き換えられています。
グローバルチェンジは Protel DXP からなくなりました。Protel DXPを受け取ったとき、この機能がなくなっている事にはすぐに気が付いたものの、これに変わる新しい機能を見つけるのに結構手間取ったことを記憶しています。おそらくAltium Designer のユーザのみなさんも、この機能を見つけるのに難儀されることと思います。
Altium Designer では、一括変更は Find Similar Objects と Inspector の2つを組み合わせて行うように変更されています。手順は以下のとおりです。
(1) 編集対象の上にマウスのカーソルを移動し、右ボタンを押すとポップアップメニューが現れる。
(2) ニューから Find Similar Obuject を選ぶと、ダイアログボックスが現れる。ここで、一括条件の対象を絞り込む。この例ではResistor に絞り込んでいる。Select Matching にチェックがなければ、チェックを入れる。このあとApplyボタンを押し、そしてOKボタンを押す。
(3) 動的にInspector ダイアログボックスが表示される。この画面の値を修正することにより、絞り込まれた編集対象の属性値を一括変更することができる。
(4) さらに、List Window を使って一覧形式により 一括または、個別に属性値を変更することができる。List Window は、初期状態が表示モード(View)になっているため、編集モード(Edit)に変更することが必要。
これらの機能を使うと、従来以上に的確に対象を絞り込むことができ、より広範囲な属性の一括変更が可能になります。
InspectorとList Window は、データベースに直接アタッチしていますので、確認メッセージなしにデータが書き換えられます。もし間違った変更を行った場合にはUndoで復帰できます。
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- at 22:59
- in Altium Designerの機能/用法
ネットリストが読み込めない
Altium Designer と互換性の無い回路図から PCB を設計する場合、回路図が読めないのでネットリストの読み込みが必要になります。。
そこで、まずアレッと思うのは Altium Designer にネットリストの読み込みコマンドが見当たらないことです。それもそのはず、Protel DXP 以降はコマンドが消滅しており、別の新しい読み込み方法が提供されています。
そこで、この仕組みを説明すると、
Altium Designer は、2つのデータの 間の違いを比較することができる、強力なcomparator engine(コンパレータ・エンジン)を備えています。ネットの読み込みはこの機能を利用して入力ソース(ネットリスト)とターゲット(空の PCB レイアウト)の違いを探します。そしてもし両者に違いが見つかれば一方のデータを更新することにより、両者の違いを消滅させます。
例えば、作業を開始する時点で、ネットリストにはネットデータと部品データが含まれています。しかしPCB ファイルは何も無い空の状態ですので、PCB 上にネットと部品を発生させることにより両者のデータを一致させます。このような整合化の動作により、結果的に部品とネットが読み込まれるわけです。
この仕組みによる、ネットリストの読み込み手順は次のとおりです。
まず、新しい PCB プロジェクと空のPCB および ネットリストを用意します。これを Altium Designer に読み込んだ後以下の操作を行ないます。
(1) プロジェクト >> 相違点の表示 コマンドを起動する。
(2) 表示された、比較ドキュメント選択画面の詳細モードにチェックを入れる。これにより ウィンドウが2つ表示されるので、左で PCB ファイルを選択し右でネットリストファイルを選択する。そしてOK ボタンを押し両者の違いを比較する。
(3) 比較が終わると、Differences Between Netlist File and PCB Doc に両者の違いが表示される。この画面上でマウスの右ボタンを押すとポップアップメニューが現れるので、ここから Update All in PCB Document [New.Pcb.Doc] を選ぶ。
(4) この後画面が以下のように切り替わり処理がはじまる。処理が終わった後 、 ECO 設計変更指示を作成 のボタンを押す。
(5) さらに画面が以下のように切り替わるので、 変更の実行 ボタンを押す。
これでようやく読み込みが始まり、基板上に部品とネットが現れます。
以上のように Altium Designer では、ネットリストの読み込みはインポートではなく、相違を整合化するためのデータ更新作業であるといえます。ふつうの人はすぐにはこれに気付きません。ここで門前払いを食らって挫折した人も多いのではないでしょうか?
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- by Jono
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2007年10月22日
PCB 設計分業の現実と課題
Altium Designer が設計分業に最適なツールであることに異論の余地はありません。
ならば、Altium Designer を使えば、「社内で回路を設計して外部にPCB 設計を委託する」 という日常の分業を、すぐに効率化できるか?ということになりますが、残念ながら「できる」とは言い切れないのが現実です。
その理由は、Altium Designer でのPCB 設計を請け負ってくれる設計業者さんがまだまだ足りないからです。
効率的な分業を実現するためには、ネットリストを渡して他社のCAD で設計するのではなく、「Altium Designer を使って基板設計を行なう」ことが大前提になりますが、肝心のAltium Designer で設計できる外注先がおいそれとは見つかりません。
現実の課題として、Altium Designer を基板設計会社にもっともっと採用していただかなくてはなりません。そこで、なぜイマイチ採用が進まないかということを考えてみると、実際の機能の良し悪しよりも商品のイメージが災いしているように思います。
Altium Designer は、専業のPCB 設計エンジニアの要求を満たす、多くの優れた機能を備えています。例えば、ガーバデータを読み込んでPCB データに変換するリバースエンジニアリング機能や、ODB++ を含む多様な CAM ファイルへの対応など、PCB 設計者にとって重要なCAM まわりの機能は極めて充実しています。
しかしながら、それ以上にデザインエントリー機能が充実していますので、どうしても 「Altium Designer は回路設計者向きの CAD なので、PCB 設計者には使い辛いのではないか」という疑念が生じがちです。特にFPGA 機能については、PCB との連携機能以外はPCB 設計者には不要ですので、FPGA 機能に関する紹介が繰り返されると、「これはちょっと我々の用途とは違う製品」という印象が定着してしまうのも無理無いことです。
そこで、まだ Altium Designer をお使いではない PCB 設計業者の方々に
2 つのお願いをしたいと思います。
(1) Altium Designer は、PCB 設計機能を最重要視して開発されており、専門のPCB 設計者の要求を満たす優れた機能を備えています。イメージに惑わされること無くこの PCB 機能のアドバンテージに注目し、導入をご検討下さい。
(2) Altium Designer は急速に普及が進んでいます。そしてそのユーザの多くは企業の回路設計者であり、Altium Designer で PCB を設計できる外注先を探しています。ぜひとも Altium Designer を導入していただき、この需要を満たしていただきたいと思います。
ついでに、他の方々にもお願いしておきたいと思います。
すでにAltium Designer をお使いの PCB 設計業者の方々へ
Altium Designer で基板設計可能な業者さまとして紹介させていただきたいので、新規受注を受ける余裕があるようでしたらご一報下さい。
参考 : Altium で基板設計します http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/06/altium_3.html
Altium Designer でのPCB設計の発注を希望されている回路設計者の方々へ
現在のPCB 設計外注先が Altium Designer をお使いで無い場合、回路図ファイアルや PCB ファイルでのデータの受け渡しが必要なことを粘り強く説明してください。そのうち事の重要性が伝わると思います。よろしければ、弊社からも説明や売り込みをいたしますのでご紹介下さい。
最後に雑感を述べると、
やはり Altium Designer のラインナップに、PCB 設計者向けに過不足の無い機能を備えた商品がほしいですね。デザインエントリーが終わってから仕事が始まるPCB 設計者の方々には、Foundation の無い(デザインエントリー機能が制限された)Borad Implemantation を単品でお届けしたいところです。
回路設計者向けにはPCB機能を制限した Foundation が用意されているのに、 PCB設計者向けにはデザインエントリー機能を制限した Board Implementation が無いというのは、少々片手落ちのような気がします。
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2007年10月18日
統合ツールと設計の分業
Altium Designer は 回路設計プロセスを広範囲にカバーする統合環境として人気があります。なかでも、デザインエントリーツールとPCB 設計ツールが一体化した Board Implementation は、回路設計者の「PCBまで自前で設計したい」という要望を満足させるツールとしてたいへん好評です。
一方で、分業が進んでいる企業の設計者の方々からは、多くのツールが統合されている Altium Designer に対して、批判的な意見をいただくこともあります。
よくあるのは、「うちの会社には基板設計と FPGA 設計を両方こなす設計者はいないので Altium Designer のフルセットは不必要」という意見や、「回路設計と PCB 設計の担当者が分れているので、回路図エディタと PCB エディタが統合されていても意味が無い」という意見です。
一見これらの意見は合理的に思えます。しかし統合環境を分業を効率化するための手段としてとらえると、これが誤りであることがわかります。
分業を行なう場合にはデータの受け渡しの頻度が増えます。統合環境であればファイルの互換性に関する問題が存在しませんので、工程間のデータの受け渡しを精密かつ迅速に行なうことができます。
そのうえ、各工程の担当者が前後の工程に立ち入ることも可能です。例えば PCB 設計者が回路図からネットを抽出したりPCB上の変更をバックアノテーションすることができます。また回路設計者が、PCB 上の主要部品の部品配置を行なうなどを行なうことができます。さらに FPGA ツールが統合されている場合、PCB レイアウトから FPGA のピンアサイメントをコマンドひとつで変更することもできます。
このようにツールの統合は分業の際に必要な工程間の連携に、絶大な能力を発揮します。このため、極めて高度に統合されたAltium Designer は、一人で何種類のも仕事をこなす人のための万能ツールとしてではなく、むしろ効率的に分業を行なうためにこそ利用すべきであるといえます。
ユーザやトライアル中の皆様には、ぜひともこのAltium Designer の連携能力に着目し、内外の設計者との分業に役立てていただきたいと思います。
以下に PCB-CAD の運用について解説した記事がありますので、これらも参考ご覧いただければ幸いです。
http://www.kumikomi.net/article/explanation/2004/15print/01.html
http://www.kumikomi.net/article/explanation/2003/11pcbcad/01.html
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2007年10月09日
Room が邪魔なときには...
とりあえず、導入直後は基本的な機能だけを使って仕事を始め、徐々に高度な機能へと応用範囲を広げていくというのが、スムーズな立上げを実現するため一般的な方法です。
Altium Designer の場合も例外ではなく、このような方法で運用を開始されている方々が多ようです。
この段階でいただくお問い合わせは、環境設定やデザインルールの設定に関するものが多いのですが、良くいただくお問合せの一つに、Room を消すのが煩わしいので出ないようにしたいというものがあります。
Room は、Update PCB で最初に PCB にデータを移すときに回路図シート 1枚に対して 1 つ発生し、その回路図上の部品が四角い箱でグループ化されます。そしてこの四角い箱は、部品配置が終わって Room を消去した後も、Update PCB を行なうたびに現れます。
とりあえずこの Room を使わないという場合には、Comparator の設定変更により出てこないようにすることができます。
Comparator の設定画面は、プロジェクト >> プロジェクト オプション を起動し、表示された Options for PCB Project ... のダイアログボックスから Comparator タブを選択することにより現れます。この画面に 2箇所の Room に関する設定項目がありますがこのうちの、Extra Room Definitions の設定を「違いを無視」に変更することにより、Update PCB での Room の発生を止めることができます。
Altium Designer はデザインデータ間の整合を取るために、Comparator 機能を使って双方の間の違いを検出します。どのオブジェクトをこの Comparator の検出対象に含めるかということをこの画面で設定でき、上記のように「違いを無視」に変更することにより、 Room が違いの検出の対象から外されます。
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アルティウムの売上速報
アルティウム社のサイトから、 2007 年 7-9 月期の受注および売上速報が公開されています。
Altium sales and revenue update for Q1 financial year 2007/8
ここに示された金額は、単に世界各地域からの実績報告を集計した段階ものとのことです。最終的には数値が修正されますが、傾向をつかむには十分です。
このアナウンスには、前年同期比で、29% の売上げの増加および 13% の受注の増加が示されています。また地域ごとの内訳は、アジア/太平洋地域 - 72% の増加、ヨーロッパ - 28% の増加、北米 1% の減少となっています。
ことにアジア/太平洋地域においては、大幅な売上の拡大が続いていることが示されており、 私たちのまわりで爆発的な勢いで Altium Designer の普及が進んでいるということがわかります。
このように、Altium Designer はすでにトップブランドとしての地位を築いていることに加え、シェアの拡大が続いています。このため、将来性に不安を持つことなく安心して Altium Designer をお選びいただくことができます。またすでに Altium Designer をお使いのユーザ皆様には、その選択に誤りが無かったことに対して自信を持っていただきたいと思います。
一方で気がかりなのは北米地域での 1% の減少です。過去のデータと見比べるとはっきりと頭打ちの傾向を示しています。おそらく北米地域では、PADS や OrCAD からの移行が一段落したのではないかと思います。
そこで、手抜かりの無い早い対応を見せるのが今のアルティウムです。この速報の後を追うようにリリースされた以下のアナウンスをご覧ください。
Altium opens up unified design to DxDesigner users
このアナウンスでは、Altium Designer に Mentor Graphics 社のDxDesigner® ファイルの読み込み機能を付け加えるということが表明されています。このアナウンスからは、セールスのターゲットを PADS や OrCAD だけでなく、さらに上位の製品のユーザ層にまで拡大しようとする意図が明確に伺えます。
おそらくこの目論みは成功するのではないかと思います。今後の展開がますます楽しみになってきました。
OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS、DxDesigner は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。
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2007年10月03日
トレーニングセミナーの近況
アルティウム ジャパンで定期開催されている、トレーニングセミナーの最近の状況をお伝えします。
9 月から FPGA 機能に関するセミナーが定期化され、毎月 開催されるようになりました。また PCB セミナーについては 以前よりも頻繁に行なわれるようになり、月に 2回開催される場合が増えてきました。今月(10月)も 2回開催されますが、それでもまだご要望に応えしきれないという状況のようです。
すぐに満席になってしまう状態ですので、混乱を避けるため、空席状況の確認後にメールで日程をご案内させていただいております。このため受講を希望される場合にはまず、アルティウムジャパンのサポート窓口、または弊社まで日程をお問い合わせください。
セミナーの概要は次のとおりです。
(1) 会場と時間
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-23-9 りそな五反田ビル7F
アルティウム ジャパン株式会社
本社セミナールームにて、午前 10時から午後 5時まで。(終了時間は多少変動します)
(2) 受講資格
既存ユーザ様を対象として開催されていますが、トライアルユーザの方々にもご利用いただくことができます。
(3) 費用
購入後 90日の無償サポート期間、および年間メンテナンスサポート / 年間フルメンテナンスサポートの契約期間中のユーザは無料です。
参考 - アルティウムの年間サポート http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html
無料で受講できる人数は1ライセンスあたり 1名で、 1回のみです。また以下のように、無償で受講できるセミナーの種類はお使いの製品によって異なります。
・ Altium Designer Foundation - SCH セミナーのみ
・ Altium Designer Board Implementation - SCH と PCB セミナー
・ Altium Designer Embedded Intelligence Implementation - SCH と FPGA セミナー
・ Altium Designer フルセット - SCH と PCB と FPGA セミナー
注: Summer 08 以降は以下のとおり。(2008年 10月 1日 追記)
・ Altium Designer Summer 08 基本セット - SCH と FPGA セミナー
・ Altium Designer Summer 08 拡張セット - SCH と PCB と FPGA セミナー
一方、トライアルユーザ、非メンテナンスサポートユーザ、およびすでに無料受講権を行使済みの場合には、1日あたり 26,250円(税込み) 2日の場合は47,250円(税込み)の受講費用が必要です。
開催要綱は変更される場合がありますので、受講をお申し込み前にアルティウム ジャパンまでご確認ください。また、当セミナーに対して弊社では、日程のお問い合わせだけをお受けいたしております。内容についてのお問い合わせや、受講のお申し込みは、直接アルティウム ジャパンまでお願いいたします。
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2007年10月02日
Option ad Duo アップグレードキャンペーン
9 月 1日より実施しておりましたプラスオプション・キャンペーンは、9 月 30日をもち好評のうちに終了いたしました。多くの方々にキャンペーンをご利用いただいたことに感謝すると共に、あらためてオプション製品に対する要望の強さを実感いたしました。
そこで今回、このような皆様のご要望にお応えするため、Option ad Duo アップグレードキャンペーンを実施することにいたしました。
このキャンペーンでは、旧バージョンの TechLIB-SCH や NET-TOOL をお持ちの方々に、Option ad Duo を定価の半額の47,500円(税込49,875円)でお届けします。
キャンペーンの対象となる旧商品は以下のとおりです。
(1) TechLIB-SCH 旧バージョンの全種類 (添付物としてお届けしたTechLIB-SCH を含む)
(2) NET-TOOL 旧バージョンの全種類
(3) Option Suite 97、Option Suite 98 (旧テクスパート/プロテルジャパンより販売)
なお弊社に販売記録の無いものについては、確認のため対象旧製品の CDラベルのコピーをお願いする場合があります。
このキャンペーンのために50個の商品を用意しております。キャンペーン期間は設けず、予定数量に達した時点で終了させていただきます。
アップグレードをご希望の場合には、問合せフォーム にてご連絡ください。なお、問合せフォームには、Option ad Duo の項目がございませんので、商品名は「その他」にチェックを入れていただき質問覧にOption ad Duo へのアップグレード希望とお書き添えください。
参考ページ
・ アルティウム(旧プロテル)関連商品
http://eda.store-web.net/
・ NET-TOOL (ライズコーポレーション)
http://www.rise-corp.co.jp/
・ TechLib-SCH (オルグシステムズ)
http://www.techweb.co.jp/ORG_Systems/TechLIB-SCH.html
参考ページ(ブログ)
・ Option ad Duo 発売開始
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/06/option_ad_duo.html
・ NET-TOOL ad を新発売
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/02/nettool_ad.html
・ NET-TOOL ad の用途
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/02/nettool_ad_1.html
・ 回路図シンボルライブラリ
http://eda.ac/yota/archives/2004/12/post_14.html
では、多くの皆様のご利用をお待ちしています。
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2007年10月01日
ブログで FAQ - 続編 1
「ブログでFAQ - 今どきの10件」の続編ですので、先に以下ページをご覧ください。
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/06/faq.html
Q1. スタンドアロンライセンスとネットワークライセンスとの違いは?
スタンドアロンライセンスは特定のクライアント PC に対して固定的にライセンスが与えられますが、ネットワークライセンスでは、サーバーを経由してクライアントにライセンスが能動的に配信されます。クライアントは Altium Designer が働いている時にしかライセンスを使用しませんので、ライセンス数を節約することができます。
スタンドアロンとネットワーク http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/09/post_47.html
Q2. ライセンスサーバプログラムにはどのような動作環境が必要ですか?
サーバーといっても特別な環境は不要です。Windows 2000以降の NT 系のOS が動いていればたいていの PC が使用可能です。
ライセンスのあれとこれ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_48.html
Q3. ハードウェアプロテクトキー(ドングル)がありますか?
ハードウェアキーによるプロテクトは無く、その代わりにソフトウェアキーによるプロテクトが行なわれています。
ライセンスのあれとこれ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_48.html
Q4. アップグレードやサポートにはどれくらいの費用がかかりますか?
Altium Designer 6 ではマイナーなリビジョンアップ(小数点以下の更新、例えば 6.0 → 6.7)は無料です。またメジャーなバージョンの更新は有料ですが、年間メンテナンスサポートに加入すると無償になります。年間サポート契約には複数の種類がありますが、製品価格の15%または20%の出費で無償バージョンアップの権利が得られます。
アルティウムの年間サポート http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html
Q5. 古いプロテル製品からアップグレードしたいのですが可能ですか?
Protel DXP およびそれ以前の製品はバージョンアップできません。その代わりに優待割引きが適応され、Altium Designer を安価に手に入れることができます。
アルティウム製品を安く買う http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/06/post_8.html
Q6. トライアルプログラムにはどのような制限がありますか?
トライアルプログラムの機能は製品版と全く同じです。ただし30日間しか使えません。違いはこれだけです。プログラム自体が全く同じですので、当然作成した回路図やPCBファイルにも互換性があります。トライアルプログラムは、Altium Designer の持つ全ての機能が有効になっていますので、Foundation や Board Implementation などフルセット以外の製品を評価される場合には機能の構成にご注意ください。
Altium Designer の評価版 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/altium_designer_4.html
以下にトライアル版や製品版に用いられている、ライセンスシステムが説明されています。
ライセンスのあれとこれ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_48.html
Q7.手持ちの SPECCTRA オートルータや HyperLynx Board SIM は使えますか?
標準で .dsn と .rte ファイルでの入出力機能を備えていますので、お手持ちのSPECCTRA オートルータがそのまま使えます。またHyperLynx の .hyp ファイルを出力することができますので、Board SIM もそのまま使えます。
他社のツールを併用する http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/09/post_45.html
Q8. OrCAD で作成された回路図ファイルやPCB ファイルを読めますか?
OrCAD Capture の回路図ファイルは、読み込みと書き出しの両方が可能です。OrCAD Layout のPCB ファイルは読み込みのみ可能です。
OrCAD Capture との互換性 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/01/orcad_capture.html
ビューワの利用 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/07/post_37.html
Q9. PADS で作成された回路図ファイルやPCB ファイルを読めますか?
PCB ファイルと回路図ファイルの両方とも、読み込みが可能です。
PADS 回路図の読込み http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/05/pads_logic.html
Q10. 機能をカスタマイズすることはできますか?
ユーザインターフェースのフルカスタマイズ、カスタムツールの組み込み、外部データベースとの連携機能など、豊富なカスタマイズ機能により社内環境に整合させることができます。
カスタマイズのお奨め http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/08/post_40.html
外部データベースとの連携 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/08/post_42.html
Q11. 国産部品の回路図ライブラリは充実していますか?
標準ライブラリには、約 80,000個のシンボルが用意されていますが、国産メーカの部品はそれほど多くはありません。欧米の部品のセカンドソースの場合には、名称を変更するだけで国産部品のシンボルとして使用することができます。他のいろいろな方法で既存の資産を再活用することにより、国産部品のライブラリの不足を補うことができます。また、オルグシステムズからは、充実した国産部品ライブラリ TechLIB-SCH が販売されています。
回路図ライブラリを使い回す http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/09/post_46.html
アルティウム(旧プロテル)関連商品 http://eda.store-web.net/
Q12. アルティウムのシェアはどれくらいですか?
これは難しい質問です。最近公開された資料によると、アルティウム社全体の売上げ規模は、国内最大手の Z 社の 3割くらいです。売上げ規模には大きな差がありますが、商品の単価を考慮すると数量ベースでは同等以上のシェアを持っているのではないでしょうか? シェアについてははっきりしませんが、ここのところアルティウムの売上げが急激に伸びていることだけは確かです。
アルティウムって売れてるの? http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/07/post_35.html
Q13. Altium Designer はなぜこんなに激しく進化するのでしょうか?
分業のしやすいビルディングブロックスタイルのアーキテクチャにより効率的かつ積極的な開発が行なわれています。また何よりもアルティウムには、ハイエンド製品をしのぐ能力の製品をローエンドの価格で提供するという役割があります。
Altium Designer 進化の構図 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/09/altium_designer_8.html
SPECCTRA、OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。
HyperLynx、Board SIM、PADS は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。
Links:|Altium 情報局|Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト|
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- in Altium Designerの機能/用法
ライセンスのあれとこれ
引きつづき、ライセンス管理のシステムに関する疑問にお答えいたします。
ライセンスロックの方法について - ハードウェアキーはありますか?
Altium Designer には従来用いられていたようなハードウェアキー(通称ドングル)はなく、この代わりにライセンスキーファイルが用いられています。
Altium Designer を購入すると、顧客番号とアクティベーションコードが提供されます。Altium Designer(またはそのライセンスサーバ)がインストールされている環境から、Altium 社の認証システムにアクセスし認証を受けます。認証後、ライセンスキーファイルが送られてきますので、そのキーファイルを規定の場所にコピーします。
このキーファイルは従来のハードウェアキーと同じように機能し、インストールされている Altium Designer を使用可能な状態にします。ただし従来のハードウェアキーのように、他の PC に差し替えて使用するということはできませんので、PC の入れ換えが必要になった場合には認証作業を再実行しなければなりません。
また、このライセンスキーファイルは、Altium Designer ライセンスの機能を決定します。
例えば Altium Designer には、製品版、トライアル版、タイムライセンス版、ネットワーク版、フルセット、Foundation、Board Implementation など様々な種類があります。しかしどのライセンスを購入しても、提供される CD-ROM は変わりませんので、インストールされるプログラムは全て同じです。
これらの機能のバリエーション、例えば製品版とトライアル版の違いはライセンスキーファイルによって作られます。このため製品版を購入した場合でも、トライアルプログラムがハードディスク上に残っている場合には製品版プログラムの再インストールは不要です。
この場合、製品ライセンスの購入によって提供された新しいアクティベーションコードで再度認証を行い、送られてきた新しいライセンスキーファイルに差し替えるだけで、トライアル版が製品版に早変わりします。
ライセンスサーバプログラムの動作環境とその動作について
ライセンスサーバは、ライセンスサーバ用のプログラムをサーバとして用意されたPCにインストールします。このライセンスサーバー用プログラムは、Windows2000以降の NT 系 OS 環境で動作します。
これらの使用可能なOS のうち、Windows 2003 Serever および、Windows Vista についてはインストール後の設定変更が必要です。またOS はサーバ用 である必要はなく、Windows XP Home Edition のようなクライアント用のOS でも充分です。Windows のサービスとして動作する小さなプログラムですので、リソースをほとんど消費しません。このためOS が安定に動作していれば非力な環境でも問題はありません。
サーバーというとつい大げさに考えてしまいがちですが、大それたものは必要なく、ごく普通の PC で充分だということです。
ライセンスサーバーは、単一のネットワーク上にあるクライアントに対しては、ブロードキャストによって自動的に接続を確立します。サブネットにより分断されている場合または、WAN 経由の場合には コンピュータ名または IP アドレスによって、クライアントを指定することが必要です。
サーバの設定はいたって簡単です。ほとんどトラブルには遭遇しませんが、以前に一度インターネットセキュリティの影響で接続がうまくいかないことがありました。このときは、Altium Designer の DXP.EXE をインターネットセキュリティから除外するように設定することにより回避できました。
DXP ライセンス・サービス・セットアップ・ ガイド
http://www.altium.com/files/learningguides/JP/GU0103_DXPLicenseServiceSetupGuide_jp.pdf
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