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2007年12月14日

Altium Designer 6.8 続編 2

もう一つ PCB の実用的な新機能をご紹介します。
今まで手間取っていた抜き文字を簡単に入れられるようになりました。

invtext1.jpg
手順は通常のストリングの配置と同じです。ストリング設定のダイアログボックスに、Inverted (ネガ文字)のチェックボタンがあり、これにチェックを入れるだけで反転文字が現れます。ただし抜き文字に使えるフォントは TrueType に限定されています。

invtext3.jpg
文字枠は自動的に発生し、この文字枠の大きさは文字に対するオフセット値または、四角形の縦横の寸法入力により指定することができます。

invtext2.jpg
従来は、別のレーヤに文字を配置して CAMプロセスで反転合成していましたが、このような処理が不要になります。ただ一つ残念なのは、文字枠にネットを付けられないことです。このためグランドベタに抜き文字を入れる場合にはひと工夫が必要です。

私の希望的観測ですが、おそらくこの文字枠へのネットの付加については、アルティウムの R&D でも開発テーマの一つにあがっているのではないかと思います。

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