Main Contents

2008年03月08日

統合環境と統一環境の違い

3月7日のセミナーに関して、もう一件おさらいをしておきたいと思います。

今までアルティウム ジャパンでは、高度に一体化された Altium Designer のツール環境を統合という呼びか方で表現していました。しかし最近は、統一設計環境という表現にほぼ統一しています。

そして、今回のセミナーの Altium Innovation Station セッションでも、この統一設計環境という呼び方について、次のような言及がありました。

・ 「統一」は英語の Unified の訳によるもので、従来の「統合」(Integrated) よりも
 一歩進んだ環境を示している。
・ しかし「統一設計環境」という呼び方はイマイチ印象が弱いので、
 他に適当な言葉が 無いか探している。
・ むしろ「融合」(Melted) の方が Altium Designer の特徴を良く表しているのではないか

まさにこのとおりだと思います。

弊社としても、高度に一体化された Altium Designer を他のツール環境と同一視されては困りますので、統合に代わる適当な表現を探しました。しかしなかなか気のきいた呼び方が思い浮かびませんでした。そこで弊社では「集合ツール」というという造語を用いて他を一段落とし、さらに「Altium Designer は一体化された真の統合環境」である、というような言い回しをすることより相対的に持ち上げる、という方法をとっています。

本来ならば弊社もアルティウムと同様「統一」という表現を用いるべきなのですが、お客さま方に対して「統一」という表現が「統合」より一歩後退した印象を与えかねないという懸念から、しばらくは従来どおり「統合」という表現を用いざるを得ないのが現状です。

このような理由で弊社では「統合」という表現にとどめておりますが、この Altium Designer 高度に一体化された環境は他とは次元が異なります。以下のアルティウムのドキュメントにその違いが詳しく説明されていますので一度ご覧下さい。
http://www.altium.com/files/pdfs/Moving_Beyong_Intergrated_Design_Tools_JP.pdf

結局のところこの問題は、Unified に相当する適当な日本語が無いということに起因するものです。

このような問題を回避するために、英語を翻訳せずにそのまま発音に置き換えるという方法もありますが、これにも問題が無いとはいえません。例えば今回のセミナーでのセッションでもアルティウムのスタッフは、Reconfigurable / リコンフィギュラブルの発音にたいそう手を焼いていました。私もリコンフィギュラブルとつぶやいてみましたが舌がもつれました。

また、発音をカタカナに置き換える段階でいろいろバリエーションが出てくる場合があります。実際にこの Reconfigurable についても「リコンフィギュラブル」と表記される場合と「リコンフィギュアラブル」と表記される場合があります。英語の綴りをみると、「リコンフィギュラブル」が正しいはずですが、Google で検索してみると誤っているはずの「リコンフィギュアラブル」のキーワードでもかなり引っかかります。

ちなみにアルティウム ジャパンでは、少数派の「リコンフィギュアラブル」と表記しています。また弊社ではどちらが適当なのかの判断し難いことに加え、両方とも発音が困難ですので、適当な日本語に置き換えざるを得ないのではないかと考えています。

あれやこれやと苦労が絶えません。
シンプルで訴求力のある日本語が見つかればいいのですが....

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer trial shop


Copyright © here.