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2008年06月21日

Altium Designer の初期化

昨日まで使えていたショートカットが効かなくなったり、登録したはずのライブラリがリストから消えて、部品が呼び出せなくなったりした場合、Altium Designer の設定ファイルが書き換わってしまっている可能性があります。

また、カスタマイズした環境をいったん元に戻したいという場合があります。

このような場合には、設定ファイルを消去することにより、最初にインストールした直後の状態に復帰させることができます。

Altium Designer の設定ファイルは、Document and Settings/ログインユーザー名/Application Data/Altium Designer 6 フォルダ内に作られていますので、初期状態に戻したい場合には、これらをフォルダーごと消去してください。

config_ad6.jpg
Altium Designer では、これらの設定ファイルが無ければ起動/終了時に自動生成されますので、ただ単に消すだけで初期状態に戻ります。

この設定ファイルは、再インストールの際にも上書きされずに残ります。もし、原因不明のトラブルの解決のためにクリーンインストールするという場合には、まず、この設定ファイルを消去されることをお奨めします。

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer trial shop

早期アップグレード価格

Summer08のリリースに合わせて、価格改訂が行われましたが、Altium Designer 6から Summer08へのアップグレードについては、以下のように早期アップグレード価格が設定されています。

・ Altium Designer 6 Foundation → 基本セット スタンドアロン:  終了
・ Altium Designer 6 Embedded Intelligence → 基本セット スタンドアロン:  終了
・ Altium Designer 6 Board Implementation → 拡張セット スタンドアロン:  終了
・ Altium Designer 6 Unified → 拡張セット スタンドアロン:  終了

・ Altium Designer 6 Foundation → 基本セット フローティング:  終了
・ Altium Designer 6 Embedded Intelligence → 基本セット フローティング:  終了
・ Altium Designer 6 Board Implementation → 拡張セット フローティング:  終了
・ Altium Designer 6 Unified → 拡張セット フローティング:  終了

この価格は、6月30日までにご注文いただいた場合にのみ適応され、7月1以降は通常価格が適応されます。終了まであとわずかの日数しかございませんが、Altium Designer 6 から、Summer08 へのアップグレードを計画されている場合には、是非ともこの期間内での購入をご検討下さい。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2008年06月15日

秋葉原のおやじさん

秋葉原がオタクの町と化して以来、昭和の青年にとっては足が遠のくばかりでしたが、それでもまだ、現役でがんばっておられる先駆者御大の姿を思い浮かながら、徘徊する楽しみを与えてくれる町でした。しかしそれも少しずつ遠のきつつあります。

6月6日、秋葉原の「おやじ」こと、ぷらっとフォームの本多さんが亡くなられました。

本多さんとは過去に一度だけ話しをしたことがあります。もう 15 年くらい前、アルティウム製品(当時のプロテル)を秋葉原で売ろうと画策したことがあり、そのとき真っ先に立ち寄ったのがぷらっとフォームでした。要するに飛び込みの営業に伺ったわけです。

このときの話しの内容はうっすらとしか覚えていませんが、当時普及していた国産PCと IBM-PC/AT で標準化されていた海外の状況との乖離、そしてそれを打ち崩そうとするプロサイドの話、そしてそのプロサイドの椎名さんの話やソードの話などを聞かせていただきました。特に当時プロサイドが企画していた、NEC-PC98 と PC/AT の両方のソフトが走る互換機の話で、えらく盛り上がったことを記憶しています。

そして最後に、Advanced Schematic のカタログをカバンからどっさり取り出して渡そうとすると、「そこが空いているから置いておくといいよ」と、快くカタログの陳列をお引き受け下さいました。

このことに勇気付けられ、秋葉原の他の店にも営業にまわりました。そしてこれがプロテルを秋葉原のショップ経由で販売することの足がかりになりました。

秋葉原から遠くはなれた浜松市のCAD屋(当時のテクスパート)でさえも、こんな形でお世話になっているわけですから、コンピュータ業界に与えた影響は計り知れないものがあったはずです。

この訃報に接して、本多さんの功績は自らが経営した会社の業績よりもむしろ、このようなかたちでの社会貢献であったのではないかということを、今あらためて実感しています。

昨今の効率重視の環境の中で、このような気概と顔を持った経営者が少なくなったことに、物足らなさを感じているのは私だけでしょうか?

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2008年06月12日

Summer08 のメンテナンス

CAD ユーザにとっては、メンテナンスを継続するか?それとも必要なときにアップグレードを購入するか?という事が大きな問題なのですが、Summer08 では振り出しに戻ってこれを判断しなおさなくてならないほど、そのスキームが大きく変化しています。

その変化の一つは、年に 2 回の有料アップグレードが実施されることです。これについてはすでにお知らせしているとおりで、1 回のメンテナンスで新バージョンを 2 回無償で入手できるという勘定になります。

そしてもう一つは、メンテナンス期間の設定に「時差補正」という考え方が新しく導入された事です。まずは以下の図をご覧下さい。
s08_mentenance.JPG
従来はメンテナンスをいつ購入しても、購入した時点から 12ヶ月間のメンテナンス期間が設定されましたが、今回からはメンテナンスが切れていた期間を、時差補正として差し引かれます。例えばメンテナンス切れの期間が 4 ヶ月であれば、メンテナンス期間は購入後 8 ヶ月ということになります。また、この時差補正期間に対して月割りでメンテナンス費用を支払い、正規の12ヶ月のメンテナンス期間を得る事もできます。

このルールの導入によって、「メンテナンスは新バージョンのリリース直前に購入するのがいちばん得」という判断が成り立たなくなりました。

このほかに、製品/アップグレードの購入時に 1 年間のメンテナンスが付属することや、アップグレードよりもメンテナンス価格が割安に設定されていることなどから、メンテナンス契約への誘導が伺えます。

そこで、次回の Winter08 を手に入れるためには、どうするのが一番良いのか?ということになりますが、これについてはまだ、Summer08 の時期も価格も示されていませんので何ともいえません。 しかし現状から判断すると、メンテナンスを継続するのが最良の方法のように思います。

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Summer08 の構成と価格

※ 7月1日、価格情報を削除しました。

Altium Designer Summer08 がリリースされとから 10日たちましたが、弊社ホームページにはまだ新しい情報が少なく、また新旧の情報が混在している状態ですので、ここで一度整理しておきたいと思います。

Summer08 のラインナップでは、従来のFoundation と Boaed Implementation が廃盤になりました。その結果 Altium Designer で提供されている全ての機能を備えた Altium Designer 拡張セット(Extended Feature Set License)と、拡張セットから PCB 機能を省いたAltium Designer 標準セット(Core Feature Set License)の2種類に集約されました。

両者の違いは PCB 機能の有無だけですので、「PCB レイアウトを行なう場合には拡張セット」、「PCB 設計を外注に任せる場合には基本セット」をお選び下さい。

新規購入だけでなく、旧バージョンからのアップグレードなどを含め、以下のような商品が用意されています。価格につきましてはお問合せ下さい。

(1) 新規購入
・ 基本セット スタンドアロン
・ 基本セット フローティング
・ 拡張セット スタンドアロン
・ 拡張セット フローティング

(2) 旧バージョンからのアップグレード - ライセンス形態に変更が無い場合
・ AD6 Foundation → 基本セット スタンドアロン
・ AD6 Embedded Intelligence → 基本セット スタンドアロン
・ AD6 Board Implementation → 拡張セット スタンドアロン
・ AD6 Unified → 拡張セット スタンドアロン

・ AD6 Foundation → 基本セット フローティング
・ AD6 Embedded Intelligence → 基本セット フローティング
・ AD6 Board Implementation → 拡張セット フローティング
・ AD6 Unified → 拡張セット フローティング

・ CircuitStudio 2004 → 基本セット スタンドアロン
・ nVisage 2004 → 基本セット スタンドアロン
・ Nexar 2004 → 基本セット スタンドアロン
・ Protel 2004 → 拡張セット スタンドアロン
・ Nexar 2004 → 拡張セット スタンドアロン
・ Nexar-Protel 2004 → 拡張セット スタンドアロン

・ CircuitStudio 2004 → 基本セット フローティング
・ nVisage 2004 → 基本セット フローティング
・ Nexar 2004 → 基本セット フローティング
・ Protel 2004 → 拡張セット フローティング
・ Nexar 2004 → 拡張セット フローティング
・ Nexar-Protel 2004 → 拡張セット フローティング

※ アップグレードと、スタンドアロン→フローティングの変更を同時に行なうこともできます。

(3) 同一バージョンでのトレードアップ
・ 基本セット スタンドアロン → 拡張セット スタンドアロン
・ 基本セット スタンドアロン → 拡張セット フローティング
・ 基本セット フローティング → 拡張セット フローティング

(4) 同一バージョンでのライセンス形態の変更
・ 基本セット スタンドアロン → 基本セット フローティング
・ 拡張セット スタンドアロン → 拡張セット フローティング

(5) Protel 99 SE 以前の 旧ユーザ向けの割引き
  従来のように最大 25% の割引きが適応されます。対象製品に対する割引率については個々にお問合せ下さい。

上記 (1) から (5) には購入初年度無償保証が付きます。これは従来のフルメンテナンスに相当するもので、購入後 1年の間、「アップグレード」、「トレーニングチケット」、「テクニカルサポート」が無償で提供されます。

(6) 保守契約
・ 基本セット スタンドアロン アップグレード保証
・ 基本セット フローティング アップグレード保証
・ 拡張セット スタンドアロン アップグレード保証
・ 拡張セット フローティング アップグレード保証

※ 初年度無償保証期間が終わった後、上記アップグレード保証をご購入いただくことにより、「アップグレード」、「トレーニングチケット」、「テクニカルサポート」が無償で提供されます。(従来のメンテナンスサポートに相当します)

(7) Summer08 から Winter08 へのアップグレード
  Winter08 のリリース時に設定されます。メンテナンス契約期間中の場合は無料です。

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フリー・ソフトウェア集

いま書店で販売中の Interface誌 7月号に、エンジニアリング系 フリー・ソフトウェア集 という名前の別冊が付属しています。
http://www.cqpub.co.jp/interface/default.asp

interface0807.jpg

この冊子は主に組み込み技術者向けに、役立つフリーソフト 50種の機能、入手先、インストール方法などを解説したものです。フリーソフトは、以下のようなカテゴリに分類されて解説されています。
interface0807b.jpg
上記 CAD のカテゴリに、ボード設計用のCAD として、Eagle、Bsch、PCBE の解説が含まれていますが、これは当方から寄稿したものです。

実施にインストールしてみて感じたのは、製品として販売されているソフトウェアとの機能差が極めて大きなことでした。最初はあまりの機能の少なさに愕然とし、なにを説明すべきかと途方にくれました。しかしいろいろ調べていくうちに、作者のこだわりが反映された特徴が見つかり、ただ単にシンプルなだけのものではないということもわかってきました。

ただし、この中の Eagle については、商品として販売されている製品版と同等の機能を備えており、他のフリーソフトとは格の違いを感じさせるものでした。

この冊子で紹介されているPCB CAD については、ここに来られる皆さんの要求を満たすレベルのものではありませんが、他にもいろいろ紹介されていますので一度ご覧になってはいかがでしょうか?

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2008年06月05日

Summer08メディアリリース

6月 3日にアルティム ジャパンによって行なわれたメディアリリースを受け、各メディアでも Summer08 のリリースが報じられています。

今回のメディアリリースでは、改良点がかなり詳しく説明されており、単に「出ましたよ」というだけでななく、その「内容の良さを伝えたい」という意図が感じられます。

アルティウム、統一エレクトロニクス設計ソフトウェアの次世代版を発表 - YAHOO
アルティウム、統一エレクトロニクス設計ソフトウェアの次世代版を発表 - 日刊工業新聞
統一エレクトロニクス設計ソフトウェアの次世代版「Altium Designer Summer 08」を発表
アルティウム社がボード開発環境を改良、FPGAのC記述などが目玉

また、このプレスリリースでは、製品ラインナップと価格が簡単に紹介されています。Summer08 の製品ラインナップとして、基本セット(旧 Embedded Intelligence Implementation) 717,000円と、拡張セット(旧 Unified) 1,955,000 円の 2種類の商品が用意されていることがわかります。(いずれも価格はノードロック版/1年間のメンテナンスサポート付)

図: Summer08 のラインナップは、基本セットと拡張セットの 2種類

s08tools_set.gif
この名称と価格は、以前に Summer08 の先行情報として伝えられていたものとは異なり、リリース直前に改訂が行なわれたようです。

最近はガソリンを筆頭に、多くの商品で値上げが行なわれていますが、残念ながら Summer08 についても例外ではありませんでした。

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