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2008年07月15日

アルティウムの日本語ページ

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注:1 この記事は「アルティウムの知恵袋」カテゴリー「アルティウム」での最後の投稿です。すでにこの「アルティウムの知恵袋」は更新を取り止めており、このカテゴリーは「アルティウムの情報箱」の「アルティウム Altium Designer」に引き継がれています。
注2:さらにその後「アルティウムの情報箱」も終了し「アルティウムの日替り?情報局」のカテゴリ「アルティウム」に引き継がれています。
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アルティウムジャパンのサイトは、今では大半のページが日本語化され非常に利用価値の高いものに進化しています。

この中で、是非ともご覧いただきたい 2 つのページをご紹介します。

まずは、トレーニングビデオのページです。
http://www.altium.com/Community/TRAININGcenter/TrainingVideos/#,0

約 1 年前にも、アルティウムのビデオ http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/08/post_41.html で紹介しましたが、この時はまだ日本語が行なわれていませんでした。しかし今では一部を除きタイトルとテロップが日本語化されており、大変わかりやすくなっています。

video_training.gif
このページは、Altium Designer ユーザのセルフトレーニングを目的に用意されているものですが、トライアルキットを使って評価中の方々にとっても、非常に利用価値の高いページですので是非ともご利用下さい。

そして、もう一つは、Envision という名前のニュースレターのページです。
http://www.altium.co.jp/Community/Newsletters/

このページはリンクがわかり難いのでご存知でない方も多いと思います。アルティウムでは、四半期ごとに、Envision という名前のニュースレターを発行しています。このページでは、2006年以降に発行された、合計 10通分のニュースレターをご覧いただくことができます。

envision.gif
ニュースレターらしく、事例を用いた解説を中心に構成されており、また新製品やお買得情報も含まれています。ちなみに最新号のEnvision では、Summer08 の新機能の紹介や P-CAD 販売終了の案内が行なわれています。

レギュラーページとは異なった角度からの解説や案内が行なわれていますので、読み物としても面白いのではないかと思います。

Links:アルティウム専門店トップページ||Altium Designer サポートサイト

アルティウムの売上速報

アルティウムのサイトでは先月末の決算に合わせ、2008年度通期および Q4の受注/売上速報が公開されています。

http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/20080708Q4FullYearPrelimResults.pdf

2008年度通期におては以下のように報告されています。

・ 売上げは、対前年度比 25% 増の US$ 53.1 million (約 56.3億円)
・ 受注は、同 22% 増の US$ 55.8 million (約 59.1億円)
・ 新規ライセンスの売上げは、15% 増の US$ 34.7 million (約 36.8億円)
・ メンテナンスの売上げは、55% 増の US$ 14.8 million (約 15.7億円)
・ 中国からの受注は 75 % 増

また Q4(今四半期)の業績として以下のように報告されています。

・ 記録的な売上げの伸びを実現
・ 前年同期比 24% 売上げ増の US$ 17.9 million (約 19億円)
・ 同 26% 受注増の US$ 20.2 million (約 21.4億円)

※ 受注額にはメンテナンス契約等、売上に計上される前の受注分が含まれています。

速報ですので正式発表時には多少の金額の修正が行なわれると思いますが、あいかわらず急成長を続けていることに疑いの余地はありません。特に近隣の中国での伸びは著しく、すでに日本市場での売上げを上まわっています。この事実には驚きと共に若干の歯がゆさが残ります。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2008年05月24日

Summer08 紹介セミナー

いよいよ Summer08 の紹介が始まります。

アルティウムジャパンでは来る 6月12日、東京ビッグサイトで「Altium Designer Summer 08紹介セミナー」を開催いたします。

このセミナーでは、オーストラリア本社よりテクニカルディレクターのDavid Readが来日し、アルティウムが世界に誇るAltium Designerの最新版「Summer 08」の詳細をデモをまじえて皆様ご紹介します。

日時も会場も、JPCA Show 2008の開催にあわせて設定されていますので、JPCA Show にお出向きの際には、ぜひともお立ち寄り下さい。

セミナーの開催概要

開催日: 2008年6月12日(木)
会場:  東京ビッグサイト 会議棟7階 702会議室
       東京都江東区有明3-21-1
       地図: http://www.bigsight.jp/organizer/access/index.html     
時間:  11:00、13:30、16:00 (1時間半の説明を 3回予定 )

対象者: エレクトロニクス エンジニア、基板設計者、ハードウェアエンジニア、
       ソフトウェアエンジニア、システムエンジニア、組込みシステム開発者
参加費: 無料

内容:   Summer 08の新機能のご紹介
       ・ ECADとMCADの統合
       ・ 設計ドキュメントをビジュアル検索できるDesign Insight機能
       ・ Outjob Publishingウィザード-部品表(BOM)サポートによるPDF出力
       ・ 2Dおよび3Dにおけるプレーン層の接続
       ・ リアルタイム 3D メカニカルクリアランスとコンポーネントクリアランス
       ・ 新Desktop NanoBoardによるFPGA消費電力測定
       ・ Allegroインポータによる容易な設計資産のインポート
       ・ インタラクティブ配線エンジン

Summer08 新機能紹介ビデオ  http://www.altium.com/summer08iscoming/jp.html

なおこのセミナーには予約が必要です。アルティウムジャパンまたは弊社でお受けいたしておりますので、お気軽に info@anvil.co.jp までお申込み下さい。

Links:アルティウム専門店トップページ||アルティウムユーザ・サポートサイト

2008年05月09日

Summer08 続編 1

アルティウムでは、新バージョン Altium Designer Summer08 のリリースに向けての準備が着々と進んでいるようです。私ども代理店では開発の進度を知る由はありませんが、先日紹介した「少しだけお見せしましょう」というデモビデオの数が増え、もはや「少しだけ」ではなくなってきています。

アルティウムジャパン Summer08 ページのスクリーンショット
s08video.jpg
アルティウム ジャパン日本語ビデオ
  http://www.altium.com/summer08iscoming/jp.html
  5月9日現在、7 種類の新機能が紹介されています。

アルティウム英語ビデオ 
  http://www.altium.com/summer08iscoming/
  5月9日現在、9 種類の新機能が紹介されています。 英語ページの方が更新が早いのでこちらも合わせてご覧下さい。

このビデオを見て、リリースを待ちきれなくなる人も多いと思います。
いつリリースされますか?というお問合せをよくいただきますが、いまのところこの Summer08 という名前から類推していただくしかありません。

私どもの勝手な予想では、おそらく後 2-3 ヶ月くらいお待ちいただくことになると思いますが、それまでの間ただ待っているだけでなく、Summer08 を手に入れるための準備をしていただきたいと思います。

(1) Altium Designer 6 のユーザの場合
メンテナンス契約により Summer08 を無償で入手できます
メンテナンスに加入していますか?。メンテナンス期間中の場合には、無償で Summer08 にアップグレードされます。メンテナンス契約が切れている場合には、 早めにご加入下さい。
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html

(2) Altium Designer 6 より前の製品のユーザの場合
Altium Designer 6 へのアップグレード価格で Summer08 を入手できます
早めに Altium Designer 6 にアップグレードしてください。いま Altium Designer 6 にアップグレードしていただいた場合、Summer08 への無償アップグレードが保証されています。また、15年前の Protel 製品対しても、レガシーユーザ割引きにより、割安にAltium Designer 6に移行できますので、古いからといってあきらめないで下さい。特にPCBユーザの皆さんにとって今は、「2度とやって来ないアップグレードの好機」ですのでこの機会を見逃さないようにして下さい。

(3) 新規に CAD を導入される場合
Altium Designer 6 の価格で Summer08 を入手できます
早めに Altium Designer 6 を購入されることをお奨めします。いま Altium Designer 6 をご購入いただいた場合、Summer08 への無償アップグレードが保証されています。Altium Designer 6 と Summer08 との価格差につてはここでは申し上げられませんが、 Board Implemantation を検討中の皆様にとって今は、「2度とやって来ない買い時」ですので、この機会を見逃さないようにして下さい。

Summer08 については、まだあまり詳しいことをお伝えできないのですが、PCB ユーザにとっては無視できないレベルの、製品構成と価格の変更が予定されています。より詳しい情報をお知りになりたい場合には、弊社までお問合せ下さい。

Links:アルティウム専門店トップページ||アルティウム製品の資料請求と問合せ

2008年04月16日

Altium Designer Summer 08

Altium Designer は度重なるアップデートによりバージョン番号は6.9 にまで達し、新バージョンのリリースが近いことが誰の目にも明らかな状況になっています。

私たち代理店に対しても、アルティウム ジャパンから新バージョンに関連する情報が入り始めていますが、つい先日には、アルティウムのホームページでも紹介が始まりました。

この新バージョンについて、ここで紹介できることはあまり多くないのですが、すこしだけ触れてみたいと思います。
(1) 新バージョンには Altium Designer Summer 08 という名称が与えられています。
  「6.9 」の次は「7」 ではありませんでした。
(2) 今よりもさらに統合化が進みます。日本では依然として、単独の回路図エディタや
   PCB ツールがほしいという要望が多いのですが、これとは逆の方向に向います。
(3) 価格は上昇傾向にあります。

どのような新機能が登場するかということについては、アルティウムの以下のページで紹介が始まっています。

アルティウムジャパンの日本語ページ
  http://www.altium.com/summer08iscoming/jp.html
  4月16日現在、2 種類のビデオによって新機能が紹介されています。

アルティウムの英語ページ http://www.altium.com/summer08iscoming/
  4月16日現在、7 種類のビデオによって新機能が紹介されています。
  英語ページの方が更新が早いのでこちらも合わせてご覧下さい

今 Altium Designer をご購入いただいた場合とAltium Designer にアップグレードしていただいた場合には、この Altium Designer Summer 08 への無償アップグレードの権利が付属しています。また、 Altium Designer Summer 08 では製品価格が上昇しますので、製品およびメンテナンスとも、Summer 08 のリリースまでに購入されたほうがお得です。

この件について、もうすこし詳しくお知りになりたい場合には info@anvil.co.jp までお問合せ下さい。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2008年04月08日

Altium Designer の価格改訂

3 月に Embeded Intelligence Implementation が大幅に値下げされ、さらに4月からアップグレード価格に広範囲な価格改訂が行なわれました。

今回の改訂の要点は次のとおりです。

(1) 3 月に値下げされた Embeded Intelligence の新価格との整合を取るために
  Embeded Intelligence へのアップグレード価格を値下げ。
(2) 3 月に値下げされた Embeded Intelligence の新価格との整合を取るために
  Embeded Intelligence からのアップグレード価格を値上げ。
(3) その他のアップグレード価格についても、20%-30% 程度の値上げ。
(4) Protel 99 SE 以前の旧製品ユーザ向け割引価格には変更は無い。
(5) 新規購入価格には、3 月のEmbeded Intelligence の値下げ以外の変更はない。

上記価格改訂に伴い、弊社の価格表 http://www.anvil.co.jp/main/web2-5.html を改訂しましたのでご覧下さい。また、この価格表に記載されていないアップグレード価格については、info@anvil.co.jp までお問合せ下さい。

なお弊社価格表に赤文字で示されている価格は、5月15日までの暫定価格です。これについては5月16日以降、再度値上げが実施されます。

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2008年03月12日

サポートセンターの活用

アルティウムでは、ユーザサポートのためにサポートセンター(Support center)という特別なページを用意しています。アップデートのためのパッチやサポート情報が提供されていますので Altium Designer の運用の為のサポートツールとして是非ともご利用下さい。

このページは誰もがアクセスできるオープンなサイトではなく、個々のユーザごとにアカウントを持つパーソナルページです。

このページを利用するためにはまず、アルティウム ジャパンに申し込みを行なうことが必要です。申し込みを行なうとアルティウム ジャパンでアカウントが用意され、ユーザー名(Username)とパスワード(Password)が提供されます。

サポートセンターのアドレスは、http://www.altium.com/SUPPORTcenter/です。

このページにアルティウムから提供されたユーザー名パスワードでログインすると、まずパスワードの変更が求められ、これが完了するとこのページの利用が可能になります。

トップパージからは、サービスパックやアップデートパッチのダウンロードが可能です。Altium Designer は web update によってアップデートが可能ですが、この方法がうまくいかない場合にはここからダウンロードしてアップデートすることができます。また、アルティウムのサポート窓口への問い合わせ履歴も表示されます。

ss_1.jpg

ソリューション(Solution)のページからは、FAQにアクセスすることができます。

ss_2.jpg

Altium Designer PCB Layout の Solution ページを開いてみました。ほとんどが英語ですが、日本語の Q&A もいくつかリストされています。

ss_3.jpg

大変有用なページですので、Altium Designer を購入されたあと、まずこのサポートセンターのアカウントをお申込みになることをお奨めします。
お申し込みは、support@altium.co.jp まで。

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2008年03月11日

Altium Designer の価格改訂

Altium Innovation Station の発表に合わせ、価格改訂が行なわれました。

Altium Innovation Station 中核を担う Altium Designer Embedded Intelligence Implementation の価格が、1,196,000円から半額の 598,000円に値下げされています。

この 598,000円という値付けは、今までの Foundation の価格と同じですので、Foundation の位置づけに何らかの変更があるはずです。しかしまだEmbedded Intelligence の値下げ以外については発表されておりませんので、詳細については後ほど続報のかたちでお伝えします。

今回の価格改定により、Innovation Station が大幅に身近なものになります。

この価格改訂については、以下のAltium Innovation Station のニュースリリース、および広告の文中で、さりげなく触れられています。

アルティウムジャパンのニュース・リリース
EE Times Japan

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2008年03月08日

Innovation Station セミナー

3月7日、大阪で開催された Altium Innovation Station セミナーに行ってきました。

今回は 30人あまりの参加者があり、以下のスケジュールで紹介が進められました。

13:00  アルティウムのミッション
13:15  Altium Designerの統一環境を開発フローに合わせてご紹介
      ~FPGA設計フェーズからSCH/PCB設計フェーズまで~
16:00  アルティウムの究極のイノベーション「Innovation Station」
      詳細をデモを交えてご紹介
16:45  質疑応答、抽選会(iPod Nanoをプレゼント!)
17:00  終了

アルティウムの紹介セミナーには以前にも何度か参加しましたが、前回よりも説明がわかりやすく、またAltium Designer の全体像がつかみやすかったように思います。また今まであまり詳しく触れられることが無かった Altium (旧 Protel)の創業から現在に至るまでの歴史や、創業当時から現在まで一貫して受け継がれてきた「先進の開発環境を万人に提供する」という、創業者ニックマーティン氏の思想があらためて紹介されました。

また今回のセミナーでは、ゲストスピーカーからもたいへん興味深いお話をうかがうことができましたので、これらのなかから特に印象に残ったところだけを簡単にご紹介します。

ゲストスピーカーセッションでは、株式会社オーケープリントさんより、「大容量化する伝送線路と高速シリアル通信に対応するプリント基板の具体例」というテーマで、プリント基板製造現場での高速伝送路に対する対応や苦労話が紹介されました。

まず、シミュレーション結果と実際の基板では特性インピーダンスが一致しないことが多いという現実が説明されました。理由として、配線パターンはエッチングで形成されるため、断面はシミュレーションの条件として想定されているような四角形ではなく台形であるということ。さらに絶縁層の厚みの均一化/管理の難しさや、動作周波数による比誘電率/誘電正接の変化などがあげられました。

続いて、高速伝送路での信号の劣化を回避するための手段として以下のような技術が紹介されました。

(1) 表面層直下に特別なシールド層を配置
薄くて誘電率の高い絶縁体を挟んだシールド層を表面層の下に挿入して、高速伝送路との間に分布キャパシタンスを形成する。耐圧は 100Vくらい得られるので、通常の用途では耐圧が不足することはないということでした。これについては、後でサイトを検索したところ次のようなレポートが見つかりました。 http://www.mew.co.jp/tecrepo/521j/pdfs/521_05.pdf

(2) カーボンファイバーを使ったプリプレグ層を挿入
カーボンファイバー材を使ったプリプレグ層を、上下表面層の内側に入れ基板全体の放熱とグランド電源インピーダンスの低減を行なう。(当然カーボンファイバー材の表面は絶縁処理されるはずですが、この詳細は聞き漏らしました)

(3) バックドリル工法
貫通ビアの形成後、接続に不要な部分をドリルで切り取りスタブを減らす。

他にもいろいろな紹介があり、基板製造についての知識が乏しい者にとっては大変興味深いお話ばかりでした。やはり現場の専門家の話には説得力があります。

また、今回のメインテーマである Altium Innovation Station については、次のような紹介がありました。

(1) Altium Innovation Station は「Altium Designer + Desktop NanoBoard」を基本としたコンセプトであり、製品名ではない。

(2) 今後、Altium Innovation Station のコンセプトに基づいた製品の販売が計画されており、これらの製品は開発用としてだけでなく、エンドユーザが製造する製品の組み込み用としても供給される。

(3) Altium Innovation Station のコンセプトで提供されるハードウェアとして、Desktop NanoBoard の機能を組み込み用にシェープアップした Custom NanoBoard の販売や、NanoBoard を入れるための筐体の販売が予定されている。

・ どうやら以下の画像の中のほとんどのパーツが販売対象になるらしい。
(アルティウム ジャパンのトップページより画像を借用) Copyright © 2008 Altium Limited
is_top.jpg
合わせて、Altium Designer の特徴として、ロイヤリティフリーの CPU IPコア (CANと一部の国におけるI2C のライセンスは有償)が提供されているということ。さらに NanoBoard の回路が公開されていることが説明され、Altium Innovation Station が単なる開発環境の提供だけでななく、開発から商品化までに必要なリソースをも提供するものであることが訴求されました。

今回のセミナーのレジメの冒頭に「設計の手法が、今まさに変わろうとしています」と謳われていましたが、まさにこのことを予感させるセッションでした。

今のところ、Altium Designer の FPGA 開発環境の運用事例に接する機会がまだまだ少ないのが現実ですが、近い将来このセミナーにおいても、 Altium Innovation Station 環境での開発事例が紹介されるのではないかと期待しています。

なお 4月11日には名古屋でも開催されますので、お近くの方は是非ともご参加ください。

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2008年03月01日

Altium Innovation Station

先月、アルティウムのトップページのグラフィックスが差し替えられ、 Innovation Station という新しい設計環境が大きく紹介されています。

しかしこの Innovation Station は現在すで販売されている Altium Designer と Desktop NanoBoard をセットにしたものであり新しく開発された製品ではありません。

もとより、Altium Designer のFPGA 開発環境は Live Design 手法により、ハードウェアとソフトウェア双方のインプリメントおよびデバッグを、単一プラットフォームで行なうことができるのが特徴です。そしてAltium Designer 6 の機能拡張と、多機能でフレキシブルな Desktop NanoBoard の登場によって、この Live Design 手法を実現するため環境はさらに完成度が高まりました。

そして今この Innovation Station が登場したわけですが、Live Design のコンセプトを考えると、ハードウェアとのセットでお届けするというのは極めて自然な流れであると言えます。

また今回の Innovation Station の登場は、ソフトウェア単体ではなく開発システムとして完結する形で製品を提供する、という方向性が強まることを予感させます。

Altium Designer の機能/開発フロー
livedesign_chart.jpg
アルティウムでは現在この Innovation Station の紹介のために全国各地でセミナーを行なっております。

東京での開催は、2月28日にすでに終了しておりますが、3月7日に大阪、4月11日に名古屋でも開催されますので是非ともご参加ください。 なおセミナーの詳細は次のページをご覧下さい。 http://www.altium.co.jp/community/events/jpseminarseries/

Altium Designer + Desktop NanoBoard = Innovation Station で何かが変ります。

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2008年01月29日

サポート契約の名称変更

Altium Designer 6 の年間サポート契約の名称が次のように変更されました。

・ TELサポート → 電話サポート
・ メンテナンス・サポート → ソフトウェアアップグレード保証
・ フルメンテネンス・サポート → メンテナンスサポート

上記変更を反映したサポート契約の一覧をご確認下さい。

ad6_support3.gif
Altium Designer はもうすでに 6.8 まできていますので、そう遠くはないと予想される 7.0 の到来を見据えて、メンテナンス契約をご検討されてはいかがでしょうか?

アンビルコンサルティングでは Altium Designer の新規販売だけでなく、年間サポート契約の販売や、アップグレード / トレードアップの販売にも力をいれております。また、アップグレード保証を弊社経由でご購入いただいた場合には特典がありますので、契約をご検討中の方はお気軽にお問合せ下さい。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

プロテルからアルティウムへ

Altium Designer 6 はその急速な進化により、旧来のプロテルには無い高度な機能を備えた製品として認知され、開発現場に広く浸透しきています。このことはプロテルからアルティウムへの移行が順調に進んでいることを示していますが、プロテルを過去の遺物として無視できるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。

以前から Altium Designer 6 の引き合いをいただく際には、プロテルの旧バージョンに関連する質問が多かったのですが、今年に入ってからも相変らず次のような質問が毎日のようにあります。

・ プロテルからアルティウムに変わったのは知っているが、以前のプロテルの後継は
  アルティウムのどの機種なのか?
・ 以前プロテルを使ったことがあるが使い勝手や機能はどう変わっているか?
・ 取引先では古いプロテルを使っているが、Altium Designer 6 を買えば取引先と
 データを共有することができるか?

これらは、アルティウムへの移行の過渡期であるがゆえに生じる疑問ですが、プロテルは10年以上にわたり大量に販売され、今でもまだたくさん現役で使われていますので当面はプロテルとの縁を断ち切れる状況にはならないでしょう。

そこであらためてプロテルからアルティウムへのみちのりを整理し、皆様に安心してAltium Designer 6 をご購入いただけるよう、少々おさらいしてみることにしました。

まず、初期のプロテルから Altium Designer 6 に至るまでの、アルティウム基板設計ツールの進化の経緯をご覧下さい。

Protel2altium.JPG
この一覧に示されているとおり、プロテルデザインシステムの後継は Altium Designr 6 です。そして、従来の Protel 98 や Protel 99 SE 統合版に相当するのが、Altium Designr 6 Board Implementation であり、従来のプロテル回路図エディタ(Schematic)の後継は、Altium Designr 6 Foundation です。

デザインエントリーツールである Altium Designr 6 Foundation は旧プロテルの回路図エディタとは異なり、シミュレータや一部の PCB の機能など、デザインエントリーに必要な機能を完備した統合ツールです。現在の Altium Designr 6 では、従来の Schematic に相当する回路図エディタ単品の販売は行なわれていません。

プロテルからアルティウムへの進化に伴い機能が大幅に増えましたが、回路図やPCBのそれぞれの編集機能は上位互換のコマンド体系を保ちつつ、わりとリニアに進化していますので操作に戸惑うことは少ないと思います。しかし統合環境については計 3回の大きな変更が行なわれていますので、慣れるまでに少々時間がかかるかも知れません。

全ての旧バージョンのプロテルで設計した回路図/PCB/ライブラリのファイルは、最新の Altium Designer 6 に読み込んで再利用することができます。また Altium Designer 6 で作成した回路図ファイルについては、Protel 98(V4)、PCBファイルについてはPCB3(V3)フォーマットで保存できますので、これ以降のバージョンであれば読み込むことができます。

今回はとりあえずこんなところですが、まだまだ旧プロテルに関連する情報が不足しているように思います。そしてまたプロテルとアルティウムの橋渡しを生業としている販社として、時代をさかのぼり旧バージョンに向き合うことの必要性をあらためて痛感しているところです。

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2008年01月20日

アルティウムの近況

(1) EDS fair 2008 に出展

アルティウム ジャパンは今月 1月24日と25日にパシフィコ横浜で開催される、EDS Fair 2008 に出展します。

展示会場での Altium Designer 6.8 の展示に加え、出展者セミナーでも紹介が行なわれます。この展示会におこしいただくと、FPGA 開発を含むエレクトロニクス開発プロセス全域を統一する統合開発環境と、新しい 3D 機能をより詳しくご覧いただくことができます。

EDS Fair トップページ http://www.edsfair.com/
EDS Fair 2008 開催概要 http://www.edsfair.com/about_eds/exhibition.html
EDS Fair 2008 出展者セミナープログラム
  http://www.edsfair.com/pdf/eds08_seminar.pdf?xxx=1200795442
アルティウムジャパンの展示内容
  http://www.edsfair.com/examination/details.php?cd=11&xxx=1200794213

アルティムジャパンの小間番号は 708 、登録カウンタ付近の入り口(3つあるうちの中央)から入り、真ん中左よりになります。

EDSF08.jpg
(2) アルティウムのホームページ

Altium Designer 6.8 のリリースに合わせて、ホームページの更新が行なわれています。画面の左からロボットがテクテク現れ、Altium Designer 6.8 の新しい 3D 機能を知るための新しいコンテンツを紹介します。

ここからはデモビデオ、新機能のリストへリンクが張られていますので、手間取ること無くAltium Designer 6.8 に関する情報にアクセスすることができます。また気分転換にゲームをお楽しみいただくことができます。

また、アルティウムジャパンのホームページは、着実に日本語化が進んでいます。しかし、日本語ページがあるにもかかわらず、英語ページに飛んでしまう場合が多々ありますので、このような場合には日の丸ボタンをクリックしてみてください。
Altium_Japanese.jpg

アルティウムの英語サイトでは、2007年 7月から12月までのアルティウム社の業績レポートが公開されています。これによると、以前よりは売上げの伸びは鈍化しているようですが依然として順調な成長を続けています。
Altium Limited update on expectations for half year financial results(For immediate release)
http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/20071224ExpectationsForHalfYearFinancialResults.pdf

(3) アルティウム ジャパンのトレーニングセミナー

ホームページ上では案内されていませんが、引き続きAltium Designer のトレーニングセミナーが定期開催されています。このセミナーの概要は以下のページで紹介されています。
トレーニングセミナーの近況 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_49.html

このセミナーには相変らず人気がありすぐに満席になる状況です。特にPCB セミナーへの受講希望が殺到しており、今お申し込み頂いても受講は 3月になってしまう状況です。しかし、キャンセルで空席が出たり臨時開催される場合もありますので、弊社またはアルティウムジャパンまで空席状況および日程をお問い合わせ下さい。

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2007年12月25日

アルティウムブランドの確立

今年も残すところあと7日となり、一年のしめくくりになりそうなテーマとして、Altium Designer 6 がリリースされたあとの変化を振り返ってみました。

Altium Designer 6 がリリースされたのは 2006年の1月ですので、今年の年末でちょうど丸2年を迎えます。いま振り返ると、このリリースを機にアルティウムの将来にかかわる大きな変革が行なわれたことがわかります。

まず、このAltium Designer 6 から、商品名やそのオプション名から 「Protel」が消え、商品名が全て Altium Deignser 6 に統一されたことです。そしてデザインエントリーや PCB などの個々ツールには「Foundation」や 「Board Implementation」という新しいオプション名が与えられました。当時この変更には大変唐突な印象を受けましたが、驚いたのはデザインエントリーツールである Foundation の値付けでした。

この Foundation には、従来の CircuitStudio のおおよそ 2.5倍にあたる 598,000円の値札が付けられました。当初はこの急激な値上げが、売上げに対して深刻な打撃を与えるのではないかと心配しました。しかし実際にふたをあけてみるとこの高価な Foundation は市場に受け入れられ、売上げの減少は単なる懸念で終わりました。

Altium Designer 6 で行なわれたブランドと価格体系の変更の目的として「コストパフォーマンスのプロテル」から「高性能なアルティウム」へのイメージチェンジが意図されたことは明らかです。そしてこの目論みは首尾よく成功したといえます。

Altium Designer 6 のリリース以降すぐに、WEBの検索エンジンに打ち込まれるキーワードがProtel/プロテルから Altium/アルティウムに変化し始めました。そして現在ではすでに Altium/アルティウムよりも Protel/プロテルでの検索件数が多くなっており、新しいブランドの浸透がスムーズに進んでいることがわかります。

また、Foundation は回路図エディタに加えてPCB機能の一部やシミュレータなど、豊富な周辺機能を統合/一体化した多機能なツールとしてリリースされました。しかしユーザの皆様にFoundation を選択された理由を尋ねると、それは多くの機能が統合されていることより、むしろ「グラフィカルな回路図と言語/IP ベースの回路データを混在させることができる」という、デザインエントリツールとしての基本機能の高さでした。

このような機能に対する高い評価は、Altium Designer 6 の他のツールでも同様に定着しつつあり、すでにアルティウム製品が「コストパフォーマンスの良さ」よりもむしろ「他では得られない優れた能力を持つ製品」として評価されている事を意味しています。

アルティウム製品はこの2年間で生まれ変わり新しい道を歩んでいます。しかしながら、その進化は速く少し気を抜くと引き離されてしまいそうです。アンビルコンサルティングでは自らその進化に歩調を合わせ、来年も変わらず「ユーザの皆様とアルティウムとの橋渡し」に努力したいと考えています。

Altium Designer 新機能など
 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/01/altium_designer.html
時代はProtelからAltiumへ
 http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/09/protel_altium_1.html
Protel から Altium Designer へ
 http://jono.jp/story/altium_designer.html

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2007年11月24日

アルティウムセミナーの感想

11月22日、東京青山で開催されたアルティウムジャパンのセミナーに行ってきました。

100人近くの参加者があり、興味深い話題の連続で会場は熱気にあふれていました。

まずアジア地域を統括している、Perer Williamson 氏から挨拶があり本題に移ります。

今回の目玉の一つである東京大学の中村友也先生の基調講演では、地上では想像できない宇宙環境の過酷さの一端を知ることができました。大気の無い宇宙では大気への放熱ができないとか、回転部分に潤滑油を使えないなど、地上では当たり前の手法が使えないといった話は大変興味深く、思わず聞き入ってしまいました。

todai_eisei.jpg
Altium Designer のコンセプトや機能紹介では、包括的な話に加えAltium Designer 6.8 の新機能の紹介がありました。PCB 機能については、3D 表示機能が主要な拡張部分として紹介されました。また FPGA 開発機能については、新たな C to Hardware 機能が紹介され、ハードウェアへの置き換えによる高速化の事例がデモにより示されました。

機能に関してはその充実と、さらに加速する進化の速度には驚くばかりで、これが売上げの伸びの原動力となっていることが伺い知れます。しかし、アジアの近隣諸国では日本以上に普及が加速している状況が伺えました。

このような差が近隣諸国との間で生まれる背景として、日本の電子機器開発において確立されている分業のしくみと、既存のインフラや技術資産による足かせがあります。今回のセミナーでもまた、代理店としてこの現実に対する非力さと共に、現実との協調によって活路を見出すことの重要性を再認識しました。

日本の最大手の CAD ベンダーでも、新しいコンセプトで新製品をリリースした後も、市場との整合性が得られるまでのあいだ旧製品を販売するという寝技が使われています。このように、最大手の企業力をもってしても簡単には動かせないほどに、長い歴史の中で築き上げられた既存の体制は重いようです。

参考: アルティウムは特に中国市場での伸びが著しいようです。
アルティウムって売れてるの?  http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/07/post_35.html
アルティウムの売上速報  http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2007/10/post_50.html
海外のCAD事情への対応  http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/11/cad.html
中国事情の続編  http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/11/post_25.html

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2007年11月17日

Altium Designer 6.8

Altium Designer 6.8がリリースされました!

Altium Designer 6のユーザは、Web Updateにより無償でアップデートすることができます。

今回のアップデートも PCB機能がメインで、アルティウムのサイトでは300以上の機能の拡張が実現されたと示されています。しかし今回のアップデートは拡張の数ではなく、その内容に驚かされました。

これは凄い!凄すぎる!というのが第一印象です。

なんと、この新しいバージョンでは、3D表示の状態で編集ができるのです。従来も単に表示を行なうだけの3D機能はありました。しかし今回のアップデートではパッドやビアなどのオブジェクトの属性が変更できます。

さすがに、3D画面上で配線はできません。しかしショートカットキーで瞬時に2D画面に切り替えることができ、この2D画面で配線する場合でも、パネルに3種類の断面から見た3D画像を常時表示させておき、立体構造を確認しながら作業を行なうことができます。

3dad68.jpg
画像はアルティウムの What's new in Altium Designer 6.8 PDFからの引用です。

このAltium Designer 6.8の概要は、
アルティウムのサイト What's new in Altium Designer 6.8!
http://www.altium.com/evaluate/democenter/whatsnewinaltiumdesigner/
で紹介されています。

上記ページの右側にビデオデモへのリンクがありますので、ぜひともご覧いただきたいと思います。時間が無い場合でも、ぜひとも PCB Visualization のデモだけはご覧下さい。

また英文ですが、 アルティウムの PDF ドキュメント What's New in Altium Designer 6.8 および Altium Designer Technical Paper  に詳しい解説があります。挿絵を見るだけで凡そに機能がわかりますので、是非ともご覧下さい。

他にも多くの改良が行なわれています。バーコードの挿入機能や、基板の切り抜き機能なども今回のアップデートで追加されています。PCB 設計者の方々はこれらの地味なアップデートも見逃すことが無い様、What's New in Altium Designer 6.8で改良点のタイトルだけでも確認されることをお奨めします。

これだけのアップデートが、6.7から6.8へのたった 0.1 のりビジョンアップで実現され、しかもそれが無償で提供されるということにも驚いてしまいます。

追記、11月24日
アルティウム ジャパンのサポートスタッフに確認したところ、今回の新しい 3D 表示機能は、DirectX 9.0c Sharder 3.0 がサポートされているグラフィックエンジンが搭載されていないと、機能しないということでした。

追記、11月27日
アルティウムジャパンより、正式にプレスリリースがおこなわれました。
http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/20071127AltiumAnnounces6.8-JP.pdf
主要な機能拡張部分が丁寧に説明されていますので是非ともご覧下さい。

グラフィックスの貼り付けができるようになったということなので、弊社ホームページの左上の角の部分を切り取って貼り付けてみました。

bmp_pcb.jpg

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2007年10月25日

Altium Designer6 紹介セミナ

アルティウム ジャパンによる Altium Designer 製品紹介セミナーが、2007年11月22日(木)青山ダイヤモンドホールで開催されます。

この、Altium Designer 6 セミナーシリーズと題されたセミナーでは、最新の Altium Designer 6 の統合開発環境がわかりやすく説明されます。Altium Designer により、開発プロセスがいかに効率化されるかということが体感できます。

今回のセミナーが前回の大阪/福岡のセミナーと異なるのは、リリース予定の Altium Designer 6.8 が紹介されること、さらに東京大学工学博士の基調講演があることです。これはなかなか楽しみです。

日程および内容は以下のとおりです。

[ 日程 ] 2007年11月22日(木)

12:30  受付開始
13:00  Altiumのミッション
13:15  基調講演
      東京大学航空宇宙工学専攻 工学博士 中村 友哉先生
      「Altium Designerの活用事例:東京大学における超小型衛星開発への挑戦」
14:15  休憩
14:30  FPGA設計ソリューション
15:00  Altium Designer 6.8 回路・PCB設計新機能とデモ
15:45  休憩
16:00  Altium Desinger Unified SystemとDesktop NanoBoardの連携
16:45  Q&A
16:55  抽選会
17:00  終了 

※ 講演内容および講演者は予告なく変更される場合があります。

[ 会場 ]  青山ダイヤモンドホール

東京都港区北青山3-6-8
電話:03-5467-2111
地図:http://www.diamondhall.co.jp/access

参加は無料ですが、申し込みが必要です。申し込み専用フォームが用意されていますが、メール sales@altium.co.jp、もしくは電話 03-5436-2501 (アルティウム ジャパン)で申し込みできるようです。

また、弊社経由でもお申し込みいただけますので参加ご希望のかたは、info@anvil.co.jp までご連絡下さい。弊社のユーザ様、およびトライアルユーザの方々は、参加のお申しみに際して弊社にご一報いただけると幸いです。

詳しくは、アルティウム ジャパンのホームページ http://www.altium.com/community/events/jpseminarseries/? をご覧ください。

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2007年10月09日

アルティウムの売上速報

アルティウム社のサイトから、 2007 年 7-9 月期の受注および売上速報が公開されています。
Altium sales and revenue update for Q1 financial year 2007/8

ここに示された金額は、単に世界各地域からの実績報告を集計した段階ものとのことです。最終的には数値が修正されますが、傾向をつかむには十分です。

このアナウンスには、前年同期比で、29% の売上げの増加および 13% の受注の増加が示されています。また地域ごとの内訳は、アジア/太平洋地域 - 72% の増加、ヨーロッパ - 28% の増加、北米 1% の減少となっています。

ことにアジア/太平洋地域においては、大幅な売上の拡大が続いていることが示されており、 私たちのまわりで爆発的な勢いで Altium Designer の普及が進んでいるということがわかります。

このように、Altium Designer はすでにトップブランドとしての地位を築いていることに加え、シェアの拡大が続いています。このため、将来性に不安を持つことなく安心して Altium Designer をお選びいただくことができます。またすでに Altium Designer をお使いのユーザ皆様には、その選択に誤りが無かったことに対して自信を持っていただきたいと思います。

一方で気がかりなのは北米地域での 1% の減少です。過去のデータと見比べるとはっきりと頭打ちの傾向を示しています。おそらく北米地域では、PADS や OrCAD からの移行が一段落したのではないかと思います。

そこで、手抜かりの無い早い対応を見せるのが今のアルティウムです。この速報の後を追うようにリリースされた以下のアナウンスをご覧ください。
Altium opens up unified design to DxDesigner users

このアナウンスでは、Altium Designer に Mentor Graphics 社のDxDesigner® ファイルの読み込み機能を付け加えるということが表明されています。このアナウンスからは、セールスのターゲットを PADS や OrCAD だけでなく、さらに上位の製品のユーザ層にまで拡大しようとする意図が明確に伺えます。

おそらくこの目論みは成功するのではないかと思います。今後の展開がますます楽しみになってきました。

OrCAD は Cadence Design Systems, Inc. の登録商標です。PADS、DxDesigner は Mentor Graphics Corporation の登録商標です。

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2007年10月03日

トレーニングセミナーの近況

アルティウム ジャパンで定期開催されている、トレーニングセミナーの最近の状況をお伝えします。

9 月から FPGA 機能に関するセミナーが定期化され、毎月 開催されるようになりました。また PCB セミナーについては 以前よりも頻繁に行なわれるようになり、月に 2回開催される場合が増えてきました。今月(10月)も 2回開催されますが、それでもまだご要望に応えしきれないという状況のようです。

すぐに満席になってしまう状態ですので、混乱を避けるため、空席状況の確認後にメールで日程をご案内させていただいております。このため受講を希望される場合にはまず、アルティウムジャパンのサポート窓口、または弊社まで日程をお問い合わせください。

セミナーの概要は次のとおりです。

(1) 会場と時間
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-23-9 りそな五反田ビル7F
アルティウム ジャパン株式会社
本社セミナールームにて、午前 10時から午後 5時まで。(終了時間は多少変動します)

(2) 受講資格
既存ユーザ様を対象として開催されていますが、トライアルユーザの方々にもご利用いただくことができます。

(3) 費用
購入後 90日の無償サポート期間、および年間メンテナンスサポート / 年間フルメンテナンスサポートの契約期間中のユーザは無料です。 
参考 - アルティウムの年間サポート http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html
無料で受講できる人数は1ライセンスあたり 1名で、 1回のみです。また以下のように、無償で受講できるセミナーの種類はお使いの製品によって異なります。

・ Altium Designer Foundation  - SCH セミナーのみ
・ Altium Designer Board Implementation  - SCH と PCB セミナー
・ Altium Designer Embedded Intelligence Implementation  - SCH と FPGA セミナー
・ Altium Designer フルセット  - SCH と PCB と FPGA セミナー

注: Summer 08 以降は以下のとおり。(2008年 10月 1日 追記)
・ Altium Designer Summer 08 基本セット  - SCH と FPGA セミナー
・ Altium Designer Summer 08 拡張セット  - SCH と PCB と FPGA セミナー

一方、トライアルユーザ、非メンテナンスサポートユーザ、およびすでに無料受講権を行使済みの場合には、1日あたり 26,250円(税込み) 2日の場合は47,250円(税込み)の受講費用が必要です。

開催要綱は変更される場合がありますので、受講をお申し込み前にアルティウム ジャパンまでご確認ください。また、当セミナーに対して弊社では、日程のお問い合わせだけをお受けいたしております。内容についてのお問い合わせや、受講のお申し込みは、直接アルティウム ジャパンまでお願いいたします。

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2007年09月10日

セミナーに行ってきました!

梅田スカイビルで行なわれた「Altium Designer 6 セミナー・シリーズ」に参加しました。

まず、広い会場が満席になるほどの盛況ぶりであり、Altium Designer 6 に対する関心の高さに驚かされました。

機能紹介では、実際にアプリケーションを動かしながら、操作手順や処理速度なども把握できるように説明が進められました。PCB 機能については、Protel 99 SE との違いも合わせて説明されました。

また、LiveDesign と命名されたFPGA 開発、FPGA とPCBとの統合開発/デバッグ環境の説明も、その先進性が充分に理解できる内容でした。

今週の水曜日には福岡でも開催されますので、参加をお奨めします。

日時: 2007年9月12日(水)午後12:45~午後5:00
会場: 福岡システムLSI総合開発センター 会議室A  福岡市早良区百道浜3-8-33

参加は無料ですが事前の申し込みが必要ですので、参加を希望される方は以下のページで詳細を確認のうえ、アルティウム ジャパンまでお申し込みください。
http://www.altium.co.jp/community/events/jpseminarseries/?

お奨めのポイントは、

(1) 機能紹介
・ 機能の有無だけでなく操作手順や処理速度なども把握できる、わかりやすい
  機能紹介が行なわれます。
・ LiveDesign と命名された先進の FPGA とPCBとの統合開発/デバッグ環境の
  全貌がつかめます。
(2) 新バージョンの情報
・ Altium Designer 6.8 の概要が紹介されます。
(3) Altium Designer が国内でどれくらい売れているか?
・ ここ 1年間のアルティウムジャパンの売上げの推移が経営トップから詳しく説明されます。
(4) アルティウムのスタッフとのディスカッション
・ アルティウム ジャパンの営業スタッフやエンジニアからマンツーマンで
  説明を受けることができます。
(5) お土産
・ 大阪のセミナーでは、クッキー、ゴルフボール、メモパッド、ボールペン、
  バッグをいただきました。
・ 大阪のセミナーでは、抽選で 1名様に LiveDesign Evaluation Kit が進呈されました。

※ 大阪とはプログラムが異なるようですので、内容については事前にアルティウム ジャパンにご確認ください。

めったにない機会ですので、近隣の方はぜひともご参加ください。

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2007年08月29日

アルティウムのビデオ

Altium Designer 6 の極めて豊富な機能をわかりやすくご紹介するために、アルティウムのデモセンター http://www.altium.co.jp/Evaluate/DEMOcenter/ には、多くのデモビデオが用意されています。

これには実際のコマンド操作と、編集画面の動きがそのままビデオに再現されていますので、機能の有無だけではなく操作手順もわかります。

Altium Designer 6 の全機能を調査するのには大変な労力を伴いますので、まずこのビデオで全体像を把握し、より詳しく知りたいところだけをトライアルプログラムで試すという方法をお奨めします。

また、アップグレードなどに際して全体像よりも、むしろ特長だけを知りたいという場合には、
Altium Designer 6にアップグレードする10項目のメリット http://www.altium.com/?code=home10reasonsJP をご覧になると良いでしょう。

さらに、アルティウムではユーザサポートにもビデオを利用しており、トレーニングセンターに操作手順を説明した多くのトレーニングビデオが用意されています。http://www.altium.com/Community/TRAININGcenter/TrainingVideos/

デモビデオを先に紹介しましたが、充実度はこちらのトレーニングビデオの方が上回っており、テクニカルサポートを重視するアルティウムの姿勢が伺えます。

それにしてもこのビデオの充実ぶりには驚かされます。また内容も非常にわかりやすく、各ビデオがカテゴリ別に階層的に分類されていますので、目的のタイトルを容易に見つけることができます。

TrainingVideo.jpg
強いてこのトレーニングビデオの難点をあげるとすると、あまりにも豊富すぎて全てを見きれないことくらいです。

もっとも全部を見なければならないというわけではありませんので、何かわからないことが出てきたらその都度ビデオで調べるという方法で、ご利用いただければよいのではないかと思います。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2007年08月20日

アルティウムのサイトより

製品の機能を詳しくご紹介することを目的にした「Altium Designer 6 – セミナー・シリーズ」の開催が案内されています。今回は、大阪と福岡の2箇所で開催されるようです。

[大阪]
日時: 2007年9月7日(金) 午後12:45~午後5:30
会場: 梅田スカイビル  大阪市北区大淀中1-1

[福岡]
日時: 2007年9月12日(水)午後12:45~午後5:00
会場: 福岡システムLSI総合開発センター 会議室A  福岡市早良区百道浜3-8-33

参加は無料ですが事前の申し込みが必要ですので、参加を希望される方は以下のページで詳細を確認のうえ、アルティウム ジャパンまでお申し込みください。
http://www.altium.co.jp/community/events/jpseminarseries/?
※ アルティウム ジャパンのトップページからリンクを辿ると、英語のページが表示されますのでご注意ください。

また、以前に紹介した「Altium Designer 6にアップグレードする10項目のメリット」というタイトルのビデオデモを紹介しましたが、このビデオの日本語テロップが変更され、よりわかりやすくなっています。

トライアルキットをお試しになる前にぜひ一度ご覧になることをお奨めします。
http://www.altium.com/?code=home10reasonsJP

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2007年07月26日

ビューワの利用

CAD ツールが普及すると、デザイン情報を共有するために、データの閲覧を行なうビューワが必要になってきます。プリントアウトや PDF でも情報の共通は可能ですが、デザインデータに含まれる電気的な属性にアクセスできませんので、CAD の良さを充分に生かすことができません。

そこで、多くの CAD メーカでは ビューワを無料で提供することにより、デザインデータ共有を手助けしています。

アルティウムでも、Altium Designer 6 のビューワーを無償で提供しており、閲覧したいが編集は不要という場合に便利です。  http://www.altium.co.jp/Products/AltiumDesigner/DeployingAltiumDesigner/ViewerEdition/
www.altium.com/files/pdfs/Viewer-edition-JP.pdf

このビューワは、Altium Designer 6 を使用中のユーザに対して、社内の関係部署でのデータの閲覧を容易にするという目的で提供されています。このため、Altium Designer の登録ユーザを無償提供の対象としておりますが、場合によってはユーザ以外の方々も入手が可能なようです。

このビューワは、以下のページから申し込むことができます。
http://www.altium.com/Forms/designer/viewer.aspx?lang=ja

また最近では次のような用途のため、OrCAD 回路図のビューワについての問合せをいただくことがあります。

(1) Altium Designer に読み込んだOrCAD 回路図が正しく再現されているかどうかを、オリジナルと見比べたい。
(2) Altium Designer からOrCAD フォーマットで出力した回路図が、OrCAD ツールに正しく読み込めるかどうかを確認したい。

これは、OrCAD Capture の正規ライセンスを購入するれば済むことなのですが、編集機能は不要ですのでできればビューワで済ませたいものです。

幸い OrCAD Capture のビューワについては、CADENCE 社および代理店のホームページから"MYRIAD OrCAD Capture Viewer"というツールが無償配布されています。またサードパーティから、AutoVue という製品も販売されています。
http://www.cimmetry.com/_products/viewers/orcad.html

そこでこの 2 種類のビューワを試してみたところ、両方とも Altium Designer から出力した OrCAD 回路図を読み込むことができました。ところがそれぞれの読込み結果は一致しませんでした。MYRIAD OrCAD Capture Viewer については、TrueType フォントが再現されず、AutoVue では特定のページで絵柄が乱れていました。

しかしこのどちらが 本物OrCAD に近い読込み結果を示しているのか判断できません。特にOrCAD への変換精度の確認に使う場合、ビューワ の読込み能力が本物の OrCAD と全く同じでなくてはなりません。OrCAD より良くても悪くでも困りますので、ビューワとしての実用性を正しく評価をするためには本物のOrCADとの比較が必要になります。

このようなことから、ここでは ビューワの評価は控えます。

以下は AutoVue による読込み結果です。うまく再現されているように見えますが、上記のような課題があることも忘れずにご利用ください。

Altium Designer で作成した回路図
altium_sch.jpg

OrCAD Capture の DSN フォーマットで保存し、AutoVue に読み込んだ結果
autovue.jpg

(OrCAD、OrCAD CaptureはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です)

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2007年07月24日

アルティウムって売れてるの?

アルティウムのホームページでは多角的な方法で、商品やサポート情報が提供されています。中でもビデオスタイルで機能を紹介する、マルチメディアデモがすばらしく充実していますので、このブログでも幾度か取り上げています。

一方、アルティウムは上場企業ですので、投資家向けに企業経営に関する情報も提供されています。これらの情報は、商品情報ではありませんので見過ごすことも多いと思いますが、ユーザとしても有用な情報が含まれています。

例えば、ユーザとしても気になる「アルティクムってどれくらい売れてるの?」といったことや、将来性を左右する企業力を把握することができます。

そこで、プレスリリースとして配布されている最新の資料から、少し情報を拾ってみることにします。

アルティウムの英語ページ http://www.altium.com/ から " Altium indicates an annual sales growth of 31%, annual revenue growth 18% " というサブタイトルで、2006-2007年度の決算速報が配布されています。

これには今年度の売上げ総額と、前年度に対する伸び率が示されていますので、これを見るとすぐに、「アルティウムってどれくらい売れてるの?」という疑問を解くことができます。

(1) 販売は絶好調で、メンテナンス契約を含めた全世界の売上げは、前年度比で 31% 伸びています。特にアジア地域は顕著で、67 % も伸びており、日本の貿易相手国での伸びが高いと推定されます。
(2) 売上げ金額は日本円で60億円くらい。日本最大手の Z 社の公示資料によると、Z 社の年間売上げが連結で190億円くらいのようですので、アルティウムもCAD メーカとしてけっこうな売上げ規模に達していることがわかります。

CAD ツールの運用においては、広範囲かつ長期にわたって設計データの互換性が保たれることが重要です。このため、たまにはこのような資料によって、CAD メーカの現在のポジションや将来性を確認することも必要なのではないかと思います。

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2007年05月30日

アルティウムのデモビデオ

アルティウムでは、機能の紹介にマルチメディアを広範囲に活用しています。Demo Center での マルチメディアデモがその代表的なものですが、これとは別の新しいプレゼンテーションビデオがひとつ登場しました。

これは「10 のメリット - Altium Designer 6 へのアップグレード」という名前のデモビデオで、Marty Hauff というエンジニアが登場して機能を紹介します。

reason_intro.JPG

内容は、Altium Designer 6 の特徴的な機能を10項目に分類して紹介し、それぞれの機能がいかに設計効率を上げるかということを熱っぽく語りかけるものです。

語りは全て英語ですが、わかりやすい日本語のテロップが挿入されています。

reason10.jpg

このデモビデオはアルティウム ジャパンのトップページにある以下のバナーから起動することができます。トータル約 30 分の長さがありますが、10項目それぞれの先頭から起動できますので、まとまった時間が取れない場合には興味のあるところから順にご覧ください。

reason10demo.JPG
現在、和文のドキュメントが充充実しているとは言いがたい状況ですが、これを補うためにも役立つのではないかと思います。

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2007年04月23日

アルティウムのセミナー日程

アルティウム ジャパンのホームページが更新され、5月のトレーニングセミナーの日程が案内されています。

http://www.altium.co.jp/ の "Altium Designer のセミナー日程をお知らせします!" をご覧ください。

これによると、5月は9日(水)~10日(木)、および 30日(水)~31日(木) の 2 回開催されるようです。回数が 2回に増えたこともさることながら、ここのところ1年以上もホームページ上でセミナーの日程が案内されていませんでしたので、まさにこれは朗報です。

開催要綱はホームページで案内されていないようですが、従来と変わりなければ以下のとおりです。

1. 会場
〒141-0031 東京都品川区西五反田1-23-9 りそな五反田ビル7F
アルティウム ジャパン株式会社

2. 時間と内容
1日目 10:00~16:30 基本操作及び回路図エディター
2日目 10:00~16:30 PCB レイアウト  

3. 費用
フルメンテナンスまたは年間サポートの期間内のユーザは無料です。Altium Designer 6 には 90日間のフルメンテナンスが付属していますので、ご購入後90日未満のお客様は無料(Foundationは 1日目のみ無料)です。ただし無料で受講できるのは1ライセンスあたり1人で、これをこえる場合には有料となります。

フルメンテナンスまたは年間サポートの期間外の場合は有料となり、1日あたり26,250円(税込み) 2日両方の場合は47,250円(税込み)の受講費用が必要になります。なお、サポート契約については http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html をご覧ください。

この開催要項は過去の例ですので受講を希望される方は、アルティウム ジャパンに確認後、お申し込みください。

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2007年03月22日

Altium Designer 6.7

Altium Designer 6.7 がリリースされました。

Release Notes から、リストされているアップデートの数を数えてみたところ、合計 191個ありました。

この 191 の内訳は、以下のとおりです。
・ PCB - 80
・ Schematic - 16
・ FPGA - 21
・ System - 62
・ Embedded - 3
・ CAM - 9

詳細は以下をご覧ください。
What(s New(新機能の解説)
http://www.altium.com/files/pdfs/WhatsNewinAltiumDesigner6.7.pdf
Release Notes(新機能のリスト)
http://www.altium.com/files/pdfs/AltiumDesigner6.7ReleaseNotes.pdf

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2007年01月05日

優待価格と割引制度

アルティウム製品には標準小売価格が設定されており、一般企業の皆さんに新規購入いただく場合にはこの価格が適応されます。

一方、アルティウム製品をお使いいただいているユーザ様に対しては、アップグレード価格や優待割引価格が設定されています。また教育機関でご利用いただく場合には、アカデミックディスカウントが適応されます。

そこで今日は、これらのお得な特別価格についてのおさらいをしてみたいと思います。

(1) アップグレード
旧製品から最新のバージョンにアップグレード(バージョンアップ)する場合の価格です。標準小売価格の 30% 程度の価格に設定されています。ただし、一世代前の製品にしか適応されず、それよりも古い製品に対しては旧製品ユーザ向けの優待割引が適応されます。

また年間サポートにご契約いただくと、その期間内アップグレードが無償で行われますのでアップグレードよりも安価に最新版を入手することができます。
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/12/post_26.html

(2) トレードアップ
今お使いの製品から上位の製品に移行する場合の特別価格です。標準小売価格の差額または差額 + αに設定されています。旧製品から上位製品の最新版へトレードアップすることも可能です。

(3) 旧製品ユーザ向けの優待割引
2世代以上前のバージョンの製品から、最新バージョンに移行する場合には、アップグレード価格は適応されず、この優待割引きが適応されます。標準小売価格に対して最大 25% の割引きが行われます。いろいろなケースが考えられますので、適応の範囲はその都度お打ち合わせさせていただくことが必要です。
http://anvil.co.jp/altium-info/cadlog/2006/06/post_8.html

この場合はアップグレードではありませんので、旧ライセンスは消滅せずそのまま残ります。従い優待割引きによって最新バージョンを入手した後も、引き続き旧ライセンスを使用することができます。

(4) ノードロック版からネットワーク版への移行
ノードロック版からネットワーク版へは、両者の標準小売価格の差額にて移行することができます。

(5) 教育機関向け価格
教育機関向けには、アカデミックディスカウントが適応され、割安にご購入いただくことができます。特に、複数のライセンスをご購入いただく場合には非常に安価な価格設定が行われています。この割引きにより多くのライセンス(例えば50-100ライセンス)を購入して、授業で使用することも可能になります。

また公的研究機関に対しても、一定の条件を満たす場合にはアカデミックディスカウントが適応されます。例えば、文部科学省所轄の公的機関等が教育用途として認められ、アカデミックディスカウントの対象になります。

このアカデミックディスカウントについては、いろいろなケースが予想されますので、適応範囲とその価格については事前にお問合せください。

また以下の価格についてのお問合せをいただくことがありますが、アルティウム製品にはこれらの場合の特別な値引き設定はありません。

(1) ライセンスの追加
すでにお使いのアルティウム製品のライセンス数を追加する場合、特別な割引価格は設定されておらず、新規購入の場合と同じ標準小売価格が適応されます。

(2) ボリュームディスカウント
同時に複数のライセンスをご購入いただく場合においても割引価格は設定されておらず、新規購入の場合と同じ標準小売価格が適応されます。しかし、各販売店で適応の妥当性を判断し、販売店の裁量によっていくらかの値引きができることになっています。

ライセンスの追加とボリュームディスカウントについては、アルティウム社の割引き価格の設定はありません。しかしこれらの案件に対しては、営業/サポート経費の削減が見込めますので、この額に見合う値引きを検討させていただきます。

以上のように割安な価格で製品をお届けできる場合がありますので、お引き合いをいただく場合には事前にご確認ください。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

2006年12月11日

Protel 2004和文ドキュメント

Altium Designer の和文のドキュメントがまだ用意されていませんのでその代用として Protel 2004 のドキュメントを利用していただいております。

ところが、本日このダウンロードページにアクセスを試みたところ、リニューアルによってアドレスが変更されていました。新しいページのアドレスは以下のとおりです。
http://www.altium.com/Community/Support/LearningGuideJapanese/

いま、アルティウムのサイトはリニューアルの途中のようです。アルティウム ジャパンのメインサイトである、www.altium.co.jp の内容には大きな変更は行われていないようですが、www.protel.co.jp と www.tasking.co.jp の 内容は大きく変更されています。

www.protel.co.jp のサイトては、和文のドキュメント以外のページもどこかに移動しているようですが、Protel の名称の使用が中止されましたので、このサイトは収束に向かうのではないかと思います。

Links:Altium 情報局Altium 問合せ・請求||Altium Designerユーザ情報サイト

アルティウムの年間サポート

注 - 2008年8月8日: Summer08 以降、以下サポート条件は変更されています。
http://jono.jp/altium/2008/09/post-19.html

あいかわらずアルティウムの年間サポートに関する問合せが多いので、一覧表をこしらえてみました。

名称変更に伴い一覧表を差し替え - 2008年1月30日
ad6_support3.gif

やはり表にするとわかりやすいですね。一目瞭然ほとんど説明の必要は無いと思いますが、せっかくですので少々講釈をつけてみたいとおもいます。

まず全般的なアルティクムの動きとして、ユーザの皆様にお使いいただいているソフトウェアの最新版への更新手段が、スポット・アップグレードから年間メンテナンス契約にシフトしつつある様子がうかがえます。

最近ではサポート期間の終了日が近づくとアルティウム ジャパンからサポート契約更新の案内が届きます。そしてこの契約を行うと、メジャーなアップグレードを無償で手に入れることができ、その都度アップグレードパッケージを購入する必要はありません。

これはCADメーカとしてはごく一般的な手法であり、高額な CAD 製品ではこのサポート契約による売り上げが収益の柱になっています。
参考ページ - http://eda.ac/yota/archives/2005/04/protel_8.html

アルティウムでもようやくこの仕組みの提供に力を入れ始めたわけですが、他社とは異なりかなりユーザに優しいシステムとして運用されています。

この一覧をみるとすぐわかりますがサポート契約が行われていない場合でも、アルティウムから web アップデート機能によりマイナーなアップデートが無償で提供され、また e-mail とFAX でのサポートが行われます。おそらく他社ではサポート契約の無いユーザに対してこのようなサービスは行われていないのではないかと思います。

さらにサポート契約の種類も 3 種類が用意されており、要望に合ったオプションを選択することができます。例えば、最近ではコミュニケーションは e-mail だけ十分とお考えの方も多いと思いますが、このような場合には アップグレード保証を選択することにより経費を削減することができます。

サポート契約というとなんとなく"拘束"のイメージが付きまといますが、アルティウムの場合には、ユーザが使いこなすことができる柔軟なシステムなのではないかと思います。

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2006年11月16日

Altium Designer 6 製品紹介セミナー

来月 12 月 4 日、秋葉原にてアルティウム ジャパンによる Altium Designer 6 製品紹介セミナーが開催されます。

約 4時間にわたり、次のようなプログラムでAltium Designer 6 の紹介が行われます。
・ Altium Designer 6 概要紹介
・ Altium Designer 6 による組込み設計ソリューション
・ Breakおよび個別質問コーナー
・ PLMへの適用
・ Altium Designer 6 デモストレーション
・ 特別セミナー
・ Q&AおよびWrap up

プログラムとその内訳を見ると、アルティウムとしては比較的新しい分野である FPGA 開発環境の紹介、および統合プラットフォームの紹介、そして参加者の皆様とのコミュニケーションが主な内容です。

私たち代理店では、知識不足からどうしても新しい分野のツールまでカバーしきれない場合があります。また個々のツールの機能紹介が中心になり、Altium Designer の最大の特徴である DXP プラットフォームが提供する、高度な統合環境についての説明が後回しになる場合があります。

このような面を補うために、この製品紹介セミナーは非常に有効なものになると思います。

dxpplatform.gif

例えばこの図は、Altium Desigfner 6 のシステムの概念を示したものです。すでにご存知だと思いますが、Altium Desigfner では DXPプラットフォーム上に個々のEDA 機能がプラグインされており、これが他社製品との最も大きな違いです。

ところが私たち代理店がデモに伺うとこれを忘れ、PCB の束線配線機能がどうであるとか、配線の押しのけがどうであるとかというような、個々の機能の説明に終始しがちです。

しかし本来は DXP プラットフォームが包括的に提供する機能や、 DXP プラットフォームにプラグインされた多くの EDA 機能の有機的な連携が、エンジニアの設計実務やスタイルにどのように作用するのか、ということのほうが重要なはずです。

今回の製品紹介セミナーでは、このような Altium Desigfner 6 本来の特徴が詳しく紹介されるのではないかと思います。

また、Altium Desigfner 6 を購入した場合アルティウムからは製品本体だけではなく、様々なサポートが提供されます。これらのサポートを提供するアルティウムのスタッフとの交流も有益なものだとと思いますので、ぜひともご参加ください。

Altium Designer 6 製品紹介セミナー
http://www.altium.com/community/events/jpseminarseries/

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2006年11月11日

最近のお問い合わせから

先月の末にこのブログで、"Altium / アルティウム"のキーワードによる検索エンジンからのアクセスが増えてきていることをお伝えしました。しかしその一方、e-mail や電話でいただく具体的な商談では、古くから Protel をお使いいただいているユーザ様方からのアップグレードに関するお問い合わせが増えてきています。

特にProtel 99 SE は、無印の Protel 99 を含めて 6年間にわたり販売が続けられた製品であり、膨大な数(少し大げさですが)のユーザが存在します。ここにきてこれらのユーザの方々のAltium Designer 6 への移行が本格化し始めたようです。

「Protel とAltium Designer との橋渡し」を方針として掲げる弊社としては、極めて自然でかつ期待すべき流れなのですが、そのユーザの多さを考えるとまだまだそのペースは遅いように思います。また、旧 Protel(プロテル)製品 とAltium Designer 6 では、機能的なジャンプが大きく、私共もその敷居の高さにはてこずりました。また製品価格も上昇しており、よりいっそう効率的な運用が求められます。

このようなことから、いまさらながら「Protel とAltium Designer との橋渡し」の重要性を痛感しています。

また最近、年間メンテナンスに関するお問い合わせが増えています。これはアルティウム ジャパンによって、年間メンテナンスのセールスが積極的に開始されたことによるものです。

例えば、次のようなお問い合わせがあります。
- アルティウム ジャパン見積書が送られてきましたがどうすればよいか?
- 年間メンテナンスに加入するとどのようなメリットがありますか?
- 年間メンテナンスの案内はいつ届きますか?
- 年間メンテナンスをアンビルコンサルティングから購入することはできますか?

これらのお問い合わせに対しては随時お答えいたしておりますが、年間メンテナンスについてはアルティウムで直販営業が行われていますので弊社では営業活動を控えております。しかしながら弊社のユーザ様からご要望いただいた場合には、弊社経由でもこの年間メンテナンスを販売させていただいております。

余談になりますが Altium Designer 6 以降アルティウム社では、新バージョンの提供の方法を、(スポットによる)有償アップグレードから年間メンテナンスに移行してきているように思います。これについては一長一短があると思いますが、予算化が容易になることのメリットは大きいと思いますのでぜひともご利用いただきたいと思います。

また、高額 CAD 製品の年間メンテナンスに対してのコラムが旧ブログに残っています。これは、かなり批判的なスタンスで書かれています。またアルティウム製品とは金額も一桁違い、やりかたも異なりますのでアルティウムには当てはまりませんが、もし時間があればこのような年間メンテナンスシステムの良いところだけをお取り入れたものとしてお読みください。
Protel のサポート費用 http://eda.ac/yota/archives/2005/04/protel_8.html

そして最後にもう一つ。数日前に、6月のキャンペーンで提供されるはずのグラフィックカードがまだ届かないというお問い合わせがありました。

この件についてアルティウム ジャパンに問い合わせたところ、在庫の引き当てが遅れて発送が来月になるということでした。まだ届いていない方々にも年内にはお届けできるはずですので、いましばらくお待ちください。

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2006年11月08日

Altium Designer 6.6

Altium Designer 6.6 リリースされウェブアップデートが可能になっています。
もっともこれがリリースされたのは一週間くらい前ですので、すでにアップデート済みの方も多いカも知れません。

アルティウム ジャパンの Altium Designer 6.6の新機能!のページによると、225以上もの機能拡張が実現されたということです。リリースノート に示された改良点の項目数を数えてみると、PCB 49% : SCH 10% : FPGA 7% : System : 24% : Embedded 5% : SI 他 1% : CAM 4% となっており今回のリリースでも引き続き、ボードレベルを中心に拡張が行われています。

【重要】アルティウムのトップページのリンクをたどると、Altium Designer 6.6の新機能!は英語のページに飛んでしまいます。英語ページが出てきた場合にはドメイン名をaltium.com から alrium.co.jp に変更すると、日本語のページに切り替わります。

またこの リリースノート では、バグフィックスやちょっとした機能の拡張が目につきますが、いくつかの有用な新機能も追加されています。そしてその主要なものとして、以下の機能がアルティウムのサイトで紹介されています。

アセンブリバリアント
マルチチャンネル設計において、チャンネル毎の部品実装のバリエーションを規定

FPGA設計におけるシグナルインテグリティの検証
NanoBoard 用ドータボードを用いた伝送線路シミュレーションのためのサンプルファイル

曲線矩形パッド形状
アール付きの角パッドのサポート

STEPモデルインポート機能
3D 機械系CADの標準フォーマットであるSTEPフォーマットの読み込みをサポート

これ以外にも、PCBフットプリントウィーザードでは、多くの新しい形状のサポートが行われているなど、見逃せない多くの拡張が行われています。

アルティウムのサイトでは上記の他、What’s New in Altium Designer 6.6 でも図解入りで新機能が紹介されていますのでご覧ください。

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2006年10月12日

アルティウムの勢い

Altium Designer 6 のリリース以来、アルティウムの勢いが急に加速したように見えます。

弊社においても年初来、アルティウムの魅力的な新機能の提供と販促キャンペーンにより、短期間に多くの新しいAltium Designer ユーザをお迎えすることができました。ところが弊社では本年後半に入ってからは、お客様からの引き合い件数が一息ついた状況になり、現在その回復を待っているところです。

一方アルティウム全体に目を向けると、その勢いは後半に入ってからもさらに加速しているようです。

10月10日にアルティウムの web サイトで公開された、2006年7-9月期の売り上げに関するレポートでは前年同期比で、34 % も売り上げが増加したことが報告されています。特にアジア地域では 118% 増と売り上げが倍増しています。なおこの詳細については以下をご覧ください。
http://www.altium.com/files/corp/media/pdfs/101006AltiumQ1SalesAndRevenueUpdate.pdf

アルティウム ジャパンでも活発なプロモーションが展開されています。
直近の活動としてはFPGAカンファレンス2006へ出展し、全国を巡回してAltium Designer の紹介が行われています。スケジュールは次のとおりです。

・仙台FPGAカンファレンス 10月13日(金) 
 仙台市情報産業プラザ
・札幌FPGAカンファレンス 10月20日(金)
 札幌ASTY45
・なにわFPGAカンファレンス 11月22日(水)
 梅田センタービル
・名古屋FPGAカンファレンス 12月1日(金) 
 名古屋市中小企業振興会館 
・博多FPGAカンファレンス 12月8日(金) 
 アクロス福岡

詳細はアルティウム ジャパン http://www.altium.co.jp/ のお知らせ、または FPGA コンソーシアム http://www.fpga.or.jp/ をご覧ください。

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2006年09月27日

アルティウム サイトの利用法

現在のアルティウム ジャパンのオフィシャルサイト http://www.altium.co.jp/ は昨年の 12月に、Altium Designer 6 のリリースを期にリニューアルされたもので、豊富かつ新鮮な情報が継続的に提供されています。

一方このサイトは「世界各国のコンテンツの統一」というコンセプトでデザインされている様子がうかがえ、国内のサポート情報の不足や和英ページの混在によるストレスを感じることがあります。

特に国内のサポートに関しては、このサイトにはほとんど情報がありませんので、アルティウム ジャパンの旧サイトである http://www.protel.co.jp/ をあわせて利用することが必要になります。

例えば、Altium Designer の日本語チュートリアルなどのドキュメントは、まだ新しいサイトでは提供されていませんが、以下のページから Protel 2004 のドキュメントをダウンロードして利用することができます。
http://www.protel.co.jp/protel/resources/learningguides/index.html

また、Altium Designer / Protel の関連業者を見つける場合には、以下のページのリンクで各社のサイトにアクセスすることができます。
http://www.protel.co.jp/protel/community/jlinks.htm

さらにアルティウムで毎月行われている Schematic とPCB のトレーニングセミナーについても以下のページでその内容を知ることができます。
http://www.protel.co.jp/protel/resources/training/index.html
ただしこのサイトは更新されていませんので、開催日程を知ることはできません。日程については、アンビルコンサルティング info@anvil.co.jp または support@altium.co.jp までお問い合わせください。

セミナーに関しては、Schematic とPCB の他に FPGA 機能にフォーカスしたトレーニングセミナーの開催も予定されています。ただしこのセミナーは毎月の定期開催ではなく、ある程度の人数の希望者が集まった時点で開催されるという形になります。もし FPGA 機能にフォーカスしたトレーニングセミナーの受講を希望される方がおられましたら、info@anvil.co.jp または support@altium.co.jp までご連絡ください。

結論としては、新サイトの情報不足は旧サイトの参照と e-mail による問い合わせで補ってくださいということになります。ただし、旧サイト http://www.protel.co.jp/ については予告なしに閉鎖される可能性がありますので、継続的に必要な情報については参照するだけではなくダウンロードしておいたほうが良いと思います。

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2006年09月26日

Altium Designer 6.4/6.5

Altium Designer 6 のリリース以降リビジョンアップのテンポが速まり、ここで詳細な紹介をする前にもう次のリビジョンがリリースされているという状況になりつつあります。

現在すでに Altium Designer は 6.5 に更新されており、 Altium Designer 6.4 の新機能を紹介する前に次のリビジョンが出てしまいました。 またこの Altium Designer 6.5 のリリースは 9月の初旬であり、もうだいぶ時間がたっていますのですでにアップデートされている方も多いと思います。このため今回はおさらいとしてその改良の方向性を伝えしたいと思います。

まず、8月中旬にリリースされた Altium Designer 6.4 については、すでにお伝えしているとおり PCB 機能を中心に約 180 項目の改良が行われています。そしてその詳細が以下のリリースノートに紹介されています。

http://www.altium.com/files/pdfs/ReleaseNotes-Build6.4.0.7263.pdf

ここに示されている各項目を見てみると、Altium Designer 6.4 での改良は新機能の追加というよりはむしろ、一つ前のリビジョンである 6.3 で追加された新機能の完成度を上げるための改良に力点が置かれていることがわかります。

例えば、PCB 改良点の最初の 3項目を見てみると、

(1) Octagonal pads are now rendered correctly when using Direct X graphics.
(2) Multi-trace routing now displays connection lines.
(3) Multi-trace route finishing angle, as toggled by '\' key, is now relative to the lasttracks rather than absolute.

この(1) は、Altium Designer 6.3 で実現された、Direct X のサポートを改良したものであり、(2)と(3)も同様に 6.3 で実現された Multi-trace routing 機能の改良です。そしてその他の項目も、"now ..... correctly"や"has been improved"というセンテンスを含むものが多く、機能の完成度を上げるための努力のあとがうかがえます。

また、System Level の改良項目で目に付くのは、他の CAD とデータをやり取りするためのデータ変換機能の改良です。P-CAD / PADS / OrCAD の PCB、回路図およびライブラリデータに対する読み込み/書き出し機能に対して多岐にわたる改良が行われています。

この中で特筆すべきは、OrCAD Capture(回路図)の .dsn ファイルへの書き出し機能の改良です。この改良により、Altium Designer の回路図をOrCAD Capture に読み込むことが容易になります。この OrCAD Capture の .dsn の書き出し機能はあまり前面には出てきていませんので、この機能が存在すること自体をご存知ない方が多いのではないでしょうか?

Altium Designer 6.4 ではこのような改良が約 180 項目にわたって行われていまので、一度リリースノートに目を通してみてください。

さらにこの Altium Designer 6.4 がリリースされた後 2 週間くらいで 6.5 がリリースされました。この内容は以下のリリースノートに紹介されています。

http://www.altium.com/files/pdfs/ReleaseNotes-Build6.5.0.7356.pdf

内容を見てみると改良点の数が 6 項目と少なく、Altium Designer 6.4 での積み残しを片付けるためにリリースれたリビジョンのように見受けられます。

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2006年08月22日

Altium Designer 6.4

Altium Designer 6.4 がリリースされ、すでにWeb Updateが可能になっています。

実質的には前作Altium Designer 6.3のリリースは6月でしたので、わずか 2ヶ月あまりで新バージョンが登場したことになります。

アップデートの内容がリリースノートで紹介されています。これにざっと目をとおしたところ、新しい機能の追加より、むしろ既存機能の完成度を上げるための改良に注力されているように思います。

またアップデート項目を数えたところ、以下のような件数でした。
(1) PCB エディタ - 107
(2) CAM エディタ - 1
(3) Schematic エディタ - 13
(4) FPGA - 18
(5) システムレベル - 26
(6) EMBEDDED - 4
(7) シグナルインテグリティ - 7

この数字から、今回の新バージョンも PCB 機能を重視したアップデートが行われたものであることがうかがえます。

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2006年08月03日

Altium Designer 6.3 の新機能とアルティウムのサイト

Altium Designer 6.3 では、改良項目の数でこそ前回のアップグレードに及びませんが、PCB のマニュアル配線の負担を軽減する革新的な改良が実現されています。

DirectX 9.0c Shader Model 3.0 のサポートにより描画速度が20倍に向上するというのも画期的ですが、新たに追加された束線配線/編集機能はそれ以上にすばらしいものです。

slice_track.jpg

この機能については、アルティウム ジャパンの WEB ページにマルチメディアデモ(オートデモ)が用意されていますのでまずこちらをご覧ください。

束線配線のマルチメディアデモ
http://altium.com.edgesuite.net/videoplayer/player2.html?lib=ad63_nf&flid=7

束線編集(スライス)のマルチメディアデモ
http://altium.com.edgesuite.net/videoplayer/player2.html?lib=ad63_nf&flid=5

この2つの機能は、次のページで日本語による説明が行われています。

束線配線機能の概要説明
http://www.altium.co.jp/Evaluate/DEMOcenter/AltiumDesignerNewFeatures/Enhancementstosupportmultitrackrouting/

束線編集(スライス)機能の概要説明
http://www.altium.co.jp/Evaluate/DEMOcenter/AltiumDesignerNewFeatures/SlicePCBtracks/

また、Altium Designer 6.3 の新機能の全貌をお知りになりたい場合には、以下のページをご覧ください。
http://www.altium.co.jp/Evaluate/DEMOcenter/AltiumDesignerNewFeatures/

どうですか?これは良い! と思いませんか?

Altium Designer 6.3 の新機能はもちろんのこと、これらを紹介するマルチメディアデモや日本語による紹介ページも大変充実しています。

本来ならばこれらの日本語ページには、アルティウム ジャパンのトップページからのリンクで容易に辿りつけるはずなのですが、何故かすぐに英語のページに飛んでいってしまいます。

もしアルティウムジャパンのサイトで、英語のページに飛んでしまった時には、ドメイン名 "com" のところを "co.jp" に書き換えてみてください。ほとんどの場合ページが日本語に変わるはずです。アルティウムのサイトがすぐに英語ページに飛んでしまうのは、日本語ページが無いからではなく単に隠れているだけなのです。

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2006年07月31日

90日間のフルメンテナンス

いまアルティウム製品をご購入いただいた場合には、90日間のフルメンテナンスが無償で付いてきます。

先月までアルティウムジャパンから、6月30日でAltium Designer に対するフルメンテナンスの無償付属を取りやめるることがアナウンスされていましたが、このスケジュールが変更され9月30日までこの無償付属が継続されることになりました。このため、いまアルティウム製品を新規またはアップグレード/トレードでご購入いただいた場合には、90日間のフルメンテナンスがついています。

欲をいうと、従来のようにフルメンテナンスを1年間付けてもらえると安心なのですが、今では90日間に短縮されていますので、あまりのんびりとはしていられません。

このため、製品を購入された場合には、この90日以内に立ち上げが完了させるようにスケジュールを組み、このフルメンテナンスのサービスを有効に利用することが必要です。通常、導入した直後には不明点がいくつも出てきますので電話で問い合わせができると大変便利です。また、Schematic/PCB のレーニングセミナーが無償で受講できますので、これを利用することにより基本操作の習得を短期間に行うことができます。

そこで、いま導入を検討されている場合には 9月30日までに購入し、90日のフルメンテナンス期間に提供されるサービスを有効に利用されることをお奨めします。

この90日間のメンテナンス期間が終わった後は、アルティウム ジャパンとサポート/メンテナンス契約を結ぶことにより同様のサービスを受けることができます..... ということで、ここですこしアルティウム ジャパンから有料で提供されているサポート/メンテナンスサービスについて、おさらいをしておきます。

(1) 年間フルメンテナンス - 価格は製品定価の 20 %
・期間内にリリースされた新バージョンへのアップグレードが無償
・電話での問い合わせが無料
・アルティウム開催の該当セミナーの無償受講

(2) 年間メンテナンス - 価格は製品定価の 15%
・期間内にリリースされた新バージョンへのアップグレードが無償
・アルティウム開催の該当セミナーの無償受講

(3) 年間TELサポート - 価格は製品定価の 5%
・電話での問い合わせが無料

なお上記の契約を行わない場合でも、FAX と e-mailでの問い合わせは無料です。

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2006年07月01日

キャンペーンが終了しました

Altium Designer 6.3 のリリースにあわせて実施されていた「グラフィックカードがもれなくもらえる」キャンペーンが終了いたしました。 http://altium.jpn.org/ 

キャンペン期間中に該当する製品をご購入いただいた方々には、後ほどアルティウム ジャパンからグラフィックカードを直送いたしますので、ATI または nVidia のどちらをご希望かご連絡ください。

今回のAltium Designer 6.3 の改良点のひとつである、このグラフィックカードのDirectX 9.0c Sharder 3.0 のサポートは、Altium Designer 6.0 では行われていません。しかしすでにAltium Designer 6.0 がインストールされている場合には、以下のようにWeb Update により無償でAltium Designer 6.3 にアップデートすることができます。
(この画面は6.3にアップデートした後の画面です)

ad63update.jpg
ad63up.jpg

Altium Designer 6.3 での改良点はアルティウム ジャパンの以下ページをご覧ください。
http://www.altium.co.jp/Evaluate/DEMOcenter/AltiumDesignerNewFeatures/

今回も PCB 機能にフォーカスした拡張が行われており PCB 設計の専門家にとっても注目すべき機能が実現されています。また日本語メニューも大幅に改良されています。

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2006年06月14日

一年間限定ライセンス

アルティウムではタイムベースド・ライセンスという名前の、期限付きライセンスを安価に提供しています。

たとえば、1,400,000円 で販売されている Altium Designer の通常のライセンスでは無期限(永久)にライセンスが貸与されますが、このAltium Designer タイムベースド・ライセンスでは、ライセンスの貸与期間が1年間に限定され、その分価格は630,000 円という安価な設定が行われています。

タイムベースド・ライセンスにはフルメンテナンスが付属しており、電話でのサポートやアルティウム ジャパン主催の該当セミナーを無償で受けられるほか、新バージョンへのアップグレードも無償で提供されます。

このタイムベースド・ライセンスの価格は無期限ライセンスの45% に設定されており、アルティウムジャパンの説明では、[製品本体] 25% + [年間メンテナンス] 20% = [トータル] 45% という内訳になっています。

この一年間限定、タイムベースド・ライセンスの価格(税別)は以下のとおりです。

(1) Altium Designer Foundation
・ ノードロック版 269,100円  ・ ネットワーク版 322,920円
(2) Altium Designer Board Implementation
・ ノードロック版 538,200円  ・ ネットワーク版 646,200円
(3) Altium Designer Embedded Intelligence Implementation
・ ノードロック版 538,200円  ・ ネットワーク版 646,200円
(4) Altium Designer フルセット
・ ノードロック版 630,000円  ・ ネットワーク版 756,000円

一時的なプロジェクトで CAD ツールが必要になった時や、予算が不足した時にいかがでしょうか? また本格導入の前にトライアルを兼ねて、これを1年間使ってみるというのも良いかもしれません。

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2006年06月11日

アルティウム製品を安く買う

アルティウム製品を少しでも安く手に入れたいという方々のために、「旧製品ユーザ向け優待割引」なるものをご紹介します。

アルティウム製品には、既存のライセンスからのアップグレード/トレードアップパスが用意されており、すでにアルティウム製品をお使いのユーザであれば新しいツールを安価に手に入れることができます。しかし、サポートが終了した古い製品はこの対象からはずされており、既存ユーザであってもアップグレード/トレードアップ価格で新しいツールを手に入れることはできません。

これに対して、アルティウムではサポートが終了した旧製品のユーザであっても、旧製品ユーザ向けの優待割引価格」で安価に Altium Designer を提供しています。アルティウムのサイトでは以下のページでこの優待価格について説明されていますが、目立ちにくいページなのでご存知無い方も多いのではないでしょうか?

http://www.altium.co.jp/Community/LegacyCustomers/

この場合の値引率は「最大 25%」となっています。しかし一律に適応されるものではなくケース・バイ・ケースで調整が行われます。また、アルティウムのページでは対象の製品が Protel 99 SE と明示されていますが、これに限定されて入るわけではありません。しかし全ての旧製品が対象にされるというわけでもありません。

この「旧製品ユーザ向けの優待割引価格」の適応は極めてフレキシブルに行われています。アップグレードやトレードアップができない旧製品をお持ちの方は、新規購入を決める前に一度アンビルコンサルティングにお問い合わせください。

弊社では、アルティウム専門店として製品を安価にお届けすることにも力を入れていますので、価格面についても遠慮なしにご相談ください。

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2006年06月03日

キャンペーン - 6月30日まで

Foundation がキャンペーン対象に加わりました! - 6月15日追記

アルティウムでは、Altium Designer 6.3 のリリースにあわせ「グラフィックカードがもれなくもらえる」キャンペーンを実施中です。

期間は 6月30日まで、Altium Designer フルセット統合版、 Altium Designer Board Implementation または Foundation を新規にご購入いただいた方が対象になります。

Altium Designer 6.3 での改良により、高性能なグラフィックカードを使用すると描画速度が20倍になると謳われています。

ご案内は、http://altium.jpn.org/(アンビル)または http://www.altium.com/AltiumDesigner/specialoffer/JP(アルティウム)

6月30日までにお買い求めいただくと大変お得です。さらにアンビルコンサルティングではこの期間、より魅力的な価格でアルティウム製品をお届けいたします。

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2006年05月31日

Altium Designer 6.3

Altium Designer 6.3 のリリースがアナウンスされました。

この新しいバージョンは 6 月に出荷が開始され、Altium Designer 6 の既存ユーザはアルティウム社のホームページから無償でダウンロードすることができます。

今回のアップグレードでは主に既存環境のマイグレーションのための機能が改良されています。PCBとFPGA ツールの双方に改良が加えられていますが、いずれも大幅な機能の追加は行われていないようです。

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アルティウム社のアナウンスに目を通すと、今回のアップグレードでは回路図とPCB のトランスレータ(他社/既存データの読み込み)の改良が目を引きます。OrCAD の回路図シンボルライブラリとPADS のPCB フットプリントライブラリを、一気に Altium Designer の統合ライブラリに変換できるようです。OrCAD で回路図を作成し PADS で基板を設計するといスキームを簡単に Altium Designer に引き継ぐことができるというのがポイントです。

他にもOrCAD ライブラリのインポート機能ではシミュレーション属性も同時に変換され、即シミュレーションを実行可能な状態でOrCADファイルを読めるようです。

詳しくは、アルティウム社のアナウンスおよびデモセンター をご覧ください。

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2006年05月13日

アルティウムの和文カタログ

Altium Designer の豪華な日本語カタログを用意しておりますので請求ください。

これはすでに1ヶ月くらい前から、トライアルキットと同時にお届けしているもので、オリジナルの英語版がアルティウム ジャパンによって日本語化されたものです。

丁寧な翻訳が行われており、72ページにわたり読みやすい日本語で Altium Desihner のコンセプトと機能が紹介されています。また、アルティウム ユーザの声も紹介されています。私の知る限りでは、いままでのアルティウムのカタログの中で最も高い完成度に仕上がっていると思います。

adj_catalog.jpg

これからアルティウム製品の検討を開始される方や、英語版しかお持ちでない方にぜひともお送りしうたいと思います。。なお Altium Designer のトライアルキットにはこのカタログが含まれていますので、トライアルキットをご請求の際には、別途にご請求いただく必要はありません。

info@anvil.co.jp 宛、または 請求フォームにてお申し付けください。

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アルティウムのシェア

頂いたお問い合わせに対しては、即刻お答えするようにしておりますが、難しい質問をいただくと立ち往生してしまう場合もあります。

このようなものひとつに「アルティウムのシェアはどれくらいですか?」という質問があります。

質問の意図は、市場にどれくらいの数のライセンスが出荷され稼動しているのか?そしてそれは他社と比べて多いのか?それとも少ないのか?ということだと思います。

調査機関から統計が公開されていればそれをそのままお伝えすれば良いのですが、現実には、一部の調査機関から大雑把な情報が得られるだけであり、なかなか有効な情報を見つけることはできません。

また、アルティウム社でもこれに対する回答は用意されていないようです。

そこで、過去に得た情報から推定して、大体これくらいではないでしょうか?というお話をすることになるわけですが、これはあくまで個人的な見解ということになってしまいます。

このような状況ですので、これに対してはお客様自身で推定していただくのが最良なのではないかと思います。そして大雑把ではありますが、次のような方法でアルティウムのシェアを割り出して見てはいかがでしょうか?

まず、この統計をご覧ください。http://www.mentorg.co.jp/N-V/02_01/topic.html これはあくまでも売上金額をベースにした統計です。またこれは少し古いものですが昨年の統計も入手可能だと思います。

この統計によりと、Zuken が国内 PCB-CAD 市場において、50 % のシェアを得ています。

そこで、アルティウムとこの Zuken の販売状況を比較すれば、アルティウムのシェアを推定することができます。たとえば仮に、アルティウム製品が Zuken が同じくらい売れていれば、アルティウムのシェアは 50% ということになります。尤もこれは無さそうな話ですが...

幸いアルティウムも Zuken も上場企業ですので、WEB 経由で投資家向けに提供されている情報(IR / Invester Relations)から、両者の売り上とその構成を知ることができます。

そしてこれらを、以下のファクタを加味して比較することにより、台数ベースのシェアが推定できまます。

(1) 国内売り上げ比率
(2) 商品分野(IC 開発 / サポート分野の除外)
(3) 平均商品単価

私自身が推定するところによると、アルティウム製品の世界的な販売台数ベースではZuken と大差ないレベルに達しているはずです。しかし一方日本向けの売り上げ比率は Zuken がアルティウムを大きく上回っていることが予想されるため、日本でのシェアにおいては台数ベースでもまだまだ開きがあるように思います。

一方アルティウムを、 Zuken ではなく OrCAD や PADS と比べるとかなりいい線をいくのではないかと思います。

少なくともアルティウムは、Protel P-CAD TANGO Accel-EDA の顧客を全て引き継いでいますので、OrCAD や PADSと比べ、既存ユーザの数はダントツに多いはずです。

以上が「アルティウムのシェアはどれくらい?」に対する当面の回答です。

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2006年02月27日

アルティウムの Web サイト

昨年末にアルティウム ジャパンのホームページが更新されてから、約2ヶ月経ちました。

この更新以来いろいろな意見やご質問をいただいておりますが、この新しいページには少々戸惑われている方が多いようです。

内容は充実しているが、日本語と英語が激しく混在しているためストレスを感じるといういうご指摘をいただいておりますが、これについてはアルティウムでの翻訳作業の進展を待つしかありません。

ご質問で最も多いのは、日本語ドキュメントの在り処です。アルティウムの旧ホームページには、日本語ドキュメントのダウンロードページがありましたが、更新されてからは以下の英語のダウンロードページしかありません。 http://www.altium.com/Community/Support/Downloads/

このページからは、Altium Designer 6 用のネットリストアドオンなどがダウンロードできますが、ここには日本語のドキュメントはありません。Altium Designer 6 用の日本語ドキュメントとその配布に関しては現在アルティウム ジャパンで準備が進められていると思いますが、とりあえずは以下のページから、旧 Protel 2004用の日本語ドキュメントをダウンロードしてご利用ください。
http://www.protel.co.jp/protel/resources/learningguides/index.html

次に多い質問はセミナーの日程です。これもページが無くなりましたので、問い合わせをしないと分からない状況になっています。セミナー日程の問い合わせと申し込みは、アルティウム ジャパンの以下のアドレスで受け付けています。ただし3月分はすでに定員いっぱいになっているもようです。
seminar@altium.co.jp

いずれにせよ現在のホームページは、更新直後の過渡的な状況のようです。

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2006年01月31日

アルティウムの会社カタログ

アルティウムのサイトに、日本語に翻訳されたアルティウム社のコーポレート・ブローシャーがアップされています。

http://www.altium.com/Files/AltiumDesignerCorporateBrochure-JP.pdf

この名前からは会社案内のようなものを想像しがちですが、実際には会社概要と商品カタログの中間に位置付けできるような内容になっており、ツールの選定にも役立ちそうです。

アルティウム社の方針に始まり、アルテイウム製品コンセプトと機能の概要、およびその運用現場が紹介されてます。もっと平たくいうと、アルティウム社がどのような方針で、どのような製品を開発し、どのようにお使いいただいているかということについて説明されています。

文章も比較的滑らかな日本語に翻訳されており、わりと読みやすいと思います。そしてその内容で興味深いのはユーザ紹介として、ハイエンドオーディオ用アンプで有名な日本の A 社さんが紹介されていることです。日本人にとってはやはり外国企業よりも日本企業の動向が気がかりなはずですので、一度ご覧になっていかがでしょうか?

ハイエンド製品の開発にアルティウム製ツールが使われることは大変に誇らしいことです。そして、10年以上もお使いいただいていることは、それ以上に素晴らしいことです。

A 社さんに最初の商品を納入させていただいたのは、確かに10年以上前のことです。そしてこの商談は、テクスパートよりも前にプロテルの輸入を行っていた人たちの尽力が実を結んだものです。過去の詳細に立ち入ることは差し控えますが、このようないきさつを考えると A 社さんとアルティウム(プロテル)とのかかわりは、私どもより長いのかも知れません。

ここに紹介されているユーザの皆様には更なる発展のために、今後もアルティウム製品を役立ててくださることを願っています....ということで一度、このアルティウム社のコーポレート・ブローシャーをご覧ください。

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2006年01月25日

アルティウム EDS Fair 出展

アルティウム ジャパンは、明日 26日からパシフィコ横浜で開催される EDS フェア(正式名 Electronic Design and Solution Fair 2006)に出展します。

Altium Designer 6 リリース後はじめての展示会ですので、Altium Designer 6 の紹介に焦点を絞った展示とデモが行われます。EDS fair の性格上、Altium Designer 6 の FPGA 開発機能に力点が置かれる事が予想されますが、デザインエントリーやPCB 機能、さらにこれらとPFGA との連携についても詳しい紹介が行われると思います。

ぜひとも、万障繰り合わせのうえご来場ください。

開催日時:
2006年1月26日(木)~1月27日(金)午前10時~午後6時
会場:
パシフィコ横浜 アネックスホール
入場無料、ただし web による事前登録または入場時の登録が必要
小間:
小間番号 608(会場の中央後方寄りになります)

詳細は以下をご覧ください。
EDS トップ http://www.edsfair.com/
アルティウム出展内容 http://www.edsfair.com/examination/details.php?cd=10

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2006年01月18日

Designer 6へアップグレード

以前のバージョンのAltium 製品から Altium Designer 6 へのアップグレードパスが設定されていますので、その代表的なものを紹介しておきます。価格を税別にて表記しておりますのでご注意ください。

CircuitStudio をお使いの場合には、Foundation にアップグレードすることができます。価格はノードロック版が 150,000円、ネットワーク版の場合には180,000円に設定されています。

Altium Designer / Protel をお使いの場合には、Board Implementation(Foundation付き)にアップグレードすることができます。価格はノードロック版が 350,000円、ネットワーク版の場合には420,000円に設定されています。

この場合新しい製品には、以前のProtel に含まれていた FPGA 開発機能が省かれていますので、これらの機能をお使いの場合には要注意です。

また今回はさらに、Protel 99 SE からのアップグレード価格も設定されています。
Protel 99 SE から Board Implementation(Foundation付き)へのアップグレード価格は、ノードロック版の場合が 890,000円、ネットワーク版の場合には1,068,00円に設定されています。

なかなか良い値段が付けられていますね.... Altium Designer 6 では大幅に機能が拡張されていますので、アップグレードの際にはそれに見合う対価を頂戴したいということなのでしょうか?

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2006年01月17日

Altium Designer 新価格など

Altium Designer 6 のリリースに伴い、ツールの構成と価格が変更されました。

すでに、Foundation や Board Implementation という新しいライセンスオプションについては紹介済みですが、ここでそのおさらいと価格をご紹介いたします。価格は税別で表記されていますのでご注意ください。

CircuitStudio は、Foundation(ファンデーション)という名前に変更されました。ツールの構成はCircuitStudio から変更されていません。しかし、大幅に値上げされており、ノードロック版の価格が 248,000円 から 598,000円に、ネットワーク版の価格が 298,000円から718,000円に値上げされています。最初はあまりにも値上げがすざましいのでタイプミスかと疑いましたが、この数字に間違いはありませんでした。

Protel は、Board Implementation(ボードインプリメンテーション)という名前に変更されました。価格はノードロック版は 598,000円ですが、これにはデザインエントリー機能が含まれておらず、必ずFoundation ライセンスを同時に購入しなくてはなりません。このため実質的な価格は、ノードロック版が 1,196,000円、ネットワーク版が 1,436,000円となります。また、従来のProtel に含まれていたVHDL 論理合成などの、FPGA ハードウェア開発ツールが省かれています。

Nexar-Protel の名前は、オプション名の無い、Altium Designer に変更されました。すなわち、無印のAltium Designer が全ての機能を含んだフルセットになります。価格はノードロック版が1,200,000円から1,400,000円に、ネットワーク版が 1,440,000円から 1,680,000円に値上げされました。

そして、CAMtastic は Altium Designer のラインナップから消滅しました。
全商品が大幅に値上げされたような印象を受けますが、Foundation 以外の値上げはおおよそ、価格設定時の為替の変動率に相当するのではなかと思います。

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